平成20年12月29日月曜日

Camel Safari


ラジャスターンのジャイサルメールの近くのクーリー村というところでキャメルサファリをしてきました。ラクダとともに、何もない砂漠に一泊。


夕暮れ時、ラクダに乗って、てくてくと砂漠のなかへ。
友人のリクエストで、砂漠でのショートヨガクラス。きれいな夕日に太陽礼拝を捧げました。


日が暮れて、そろそろおなかがすいてきました。さっきのラクダ達が、一度村に戻ってごはんと布団をもってきてくれるとのこと。火を起こしたりしながら気長に待ちます。しばらく待つと、とてもおいしいごはんを持ってやってきてくれました。たき火を囲んで晩餐です。砂漠の夜は冷えます。火の暖かさが何とも有り難かったです。あと、村の男性の薪の足し方が芸術的でした。火はまるで彼に素直にしたがうように燃えていきました。


感動的な夜空でした。星が隙間なく輝いていました。誰もいないところに行って砂の上に大の字になり、ただ夜空を眺めました。肌に砂の感触を感じて、一つの星にドリシュティを定めて夜空を眺めていると、地球と繋がって宇宙に拡大していくような感覚を味わうことができました。

用意してくれた寝床は、砂の上に、普通の布団をそのまま敷いたもの。砂の上に普通の布団が並べて敷かれている光景がなんだかおかしくて笑えました。夜中は本当に寒くて何度も目が覚まうほど。。あったかい寝袋を次回は持参しようと思いました。

夜明け前に目覚め、朝日を見ました。誰もいない広大な大地で見る朝日は一段と壮大でした。


ラクダを含めたクーリー村のみなさんありがとう!とても良い思い出ができました。

平成20年12月19日金曜日

『砂漠の音楽家』


ラジャスターンには、音楽家や踊り子がたくさんいます。ジャイサルメールのお城の中で演奏していた親子。


同じお城の中にいた綱渡り少女。頭には壷をのせています。


ジプシー楽団。ジョードプルのホテルの屋上のレストランで。歌、ハルモニウム、パカワジ(両面太鼓)、カスタネットとダンス。

このような、バックベンドからドロップバックをして口でお札を口で掴む芸が、この地ではよく見られます。


彼らと話をした友人の話によると、この女性は何と50歳!!ありえないかわゆさです。インドでは、25歳くらいまでには結婚して家庭を持つのが常ですが、彼女はジプシーなので、家庭は持たず旅を続けているそうです。


このおじさんは、通りがかりの人に名前を聞いて、その名前を歌ってくれます。誰にも同じメロディーで。


首をひたすら横にふる親子。ジョードプルのテンプルに向かう通りで。




ジョードプルのテンプルにいた兄弟。小さい方の子は、常にしかめっつらで、叩き付けるような精一杯の歌声が、最高にキュートでした。


プシュカルのシプシー親子。二人ともダンサーです。女の子がおませなかわいいダンスを披露してくれました。
お母さんには、突然ヘナタトゥーをされました。かなりフリースタイルでした。


ジャイプルのヘビ使い。音楽にのって興奮したコブラは迫力あり。


ジャイプルのレストランで演奏していた人。いい服着てます。

平成20年12月12日金曜日

悟ってる普通の人


ラジャスターンのビカネールでは、シュリ・ラム・ホテルというところに泊まりました。そこの従業員の純粋なエネルギーに感動。

インターネットを使いたいと頼んだとき、インターネットはなかなか繋がらないことがありました。そのとき、ある英語がわからない従業員が、本当にベストを尽くしてくれました 。また、言う前に私が欲しいものがわかるということもありました。 言葉が通じなくても、心は通じてると感じました。

無口で一見無愛想なのだけれど、 食事なども、すべてに関して、真摯な対応でした。インドの限られたリソースで精一杯の対応をしてくれているとわかりました。寡黙で、純朴で、スピリチュアルな人々でした。

基本的にインドは日本に比べていろいろなことが不便です。でも、たとえ不便なことがあっても不満など持たず、感謝して今あるものを受け取ろう、という気持ちを起こさせてくれました。


ホテルには、神様の絵がたくさん飾られていて、テンプルもあります。あるとき薄暗くなっている中をのぞいたら、深く瞑想している人がいました。

平成20年12月8日月曜日

ネズミ寺


ラジャスターン、砂漠の地。カラフルで、個性的な文化を持ち、ジプシーが多くいます。

ラジャスターンのビカネールという地にある、カルニ・マタ寺院は、通称ネズミ寺として有名。お寺の中に、何百匹というネズミがいて、聖なる生き物と考えられています。大量のネズミが自由に動き回っていて、ネズミの糞尿はもちろんそのまま。お寺の中は臭います。
(インドのお寺では、靴を脱ぐことが原則。ここもみんな裸足でお参りします。)

そしてなんと、ネズミが足の上を走ったら、幸運と言われています。また1匹か2匹しかいない白いネズミを見ることができたら、とても幸運なのだそうです。

その寺院の信仰者のインド人男性に話を聞いたところ、彼は来世ねずみに生まれ変わると言います。そしてお寺のねずみは人間に生まれ変わると言います。はあ〜!?いよいよ、わけがわかりません。


あまりに奇妙な話なので、ロンリープラネットで調べてみました。

カルニ・マタという女性が14世紀に実在しました。彼女は多くの奇跡を起こしたことで知られています。息子が溺れ死んだとき、カルニ・マタは、死の神ヤマに、息子を生き返らせてくださいと頼みました。ヤマは、それはできないと断りました。すると、女神ドゥールガの生まれ変わりであるカルニ・マタは、自分の力を使って息子を生き返らせました。そして、彼女の家族は二度と死なないかわりに、以後ねずみに生まれ変わり続けることになりました。
現在でも、その地域の約600の家族が、自分たちはカルニ・マタの生まれ変わりであり、ネズミに生まれ変わると言っています。

やっとあのインド人男性の言っていたことの意味がわかりました。それにしても珍しくて強烈なお寺でした。


お参りに来ていた女学生達。

平成20年12月3日水曜日

インドの結婚式



最後の日、友人の招待でインドの結婚式に出席しました。友人のお母さん、奥さん、お姉さんにされるがままにおめかしをしました。友人のお姉さんがプレゼントしてくれた布で新しく仕立てたパンジャビスーツを着て、メイクをしてもらい、ビンディ(額につける印。第三の目の象徴)もつけてもらいました。



おねえさんとおばさん。言葉は通じないけれど笑いの多い、たのしいひととき。



路上に出ると、たくさんの人が集まって照明が照らされているところがあり、爆音で音楽が鳴っています。ものすごい数の人に囲まれ、もまれ、、状況がつかめないまま、ノリノリのおばさんと絡みながら踊ることに。。わけがわからなかったけれど、楽しかった。



インドの結婚式は一晩中続きます。

カメラを持っていると、子供が撮って撮って!と、わんさか寄ってきます。みんなものすごい元気!





とっておきのきらびやかな衣装に身を包んだ美しい女性達をたくさんみることができました。







花嫁が登場し、正式な結婚の儀式が始まったのは、結局夜中の2時!顔を隠し全身赤の華やかな衣装の花嫁と花婿が並んで座り、祭司がマントラを唱えます。そのあとおばさん達が歌う中、火のまわりをゆっくりと7回まわりました。こうして二人はずっと一緒にいることを誓うそうです。手作り感が暖かく、神聖な雰囲気で、参加できて嬉しく思います。





セレモニーのあとは、ダンスパーティ!!そして朝まで踊るというのが、インド式だそうです。

次は、大好きなヴァラナシ!と思っていましたが、まわりのインド人に勧められ、今がフェスティバルシーズンだという、砂漠の地ラジャスターンに行ってきます。

ちなみに、ラジャスターンに行くにあたり2カ所訪ねましたが、値段が倍以上違いました。

というわけで、早速予定変更ですが、次は初めてのラジャスターン、楽しみです!

平成20年12月2日火曜日

デリー

今回の旅はデリーから始まりました。

前回の旅で知り合ったインド人の友人二人が夜中にも関わらず、空港まで迎えにきてくれました。しかも3点セットのスーツでびっしりキメて!紳士的すぎてちょっとコミカル、なんとも素敵です。その日は友人宅に一泊。家族みんなであたたかく迎えてくれました。

デリーには5日間滞在し、 少しだけ市内観光をしました。

ヒンドゥー教の寺院、ラクシュミ・ナーラーヤーナ・テンプル。とても綺麗なお寺で、裏には広い庭園があります。







世界遺産に登録されている豪華なイスラム建築、フマユーン廟は、タージ・マハールに影響を受けて作られたものだそうです。







恋人達が多い公園、ロディ・ガーデンは、都会に疲れたらリラックスに最適です。




つづく。