平成22年6月3日木曜日

刺さない針師

昨日から人生最悪の腰痛に悩まされる運びとなり、今日はじめて針治療をうけてきました。
腰からじんじんとひどい騒音が体中に響き渡っているようでした。体は楽器、健康はハーモニーを奏で、病気は不協和音を創りだす、ということを実感。
今日から熱も出て、吐き気もし、腹痛と腰痛で前後ともに痛み、体をかがめて痛みにあえぎながら歩くような状況でした。

ブリズベンに住む知人の針師グレッグさんのところに行きました。日本で古代の針を学んだという彼の手法はユニークで、針をほとんど刺しません。気を刺すのだそうです。

脈をとり、奇妙な脈だと言われ、まずは指から出血させなければいけないとのこと。初めての針でちょっとハードコアに聞こえましたが、もちろんなんなく終了。両人差し指の爪の付け根から血を出しました。右手からけっこう血が出てきた後、気が動いた、とのこと。

確かに今日の朝から呼吸が異常だと思っていました。不安定で溜め息がたくさん出ていたのが、だんだん落ち着いてきました。

治療中おもしろい話をたくさん聞きました。鎌倉のまぼろしのお寺を見つけた話、無名の小さな何もないお寺で、幻の寺と書いてあるそうです。そのお寺に行った後は、いつも道に迷うところが全く迷わずに帰れたそうです。

女性の体は一般的に28歳でピークを迎え、精神はそのあとも向上を続けますが、体は落ちていくそうです。白髪の出現もターニングポイントを迎えたサインです。でも200歳まで生きる仙人のように逆行も可能。生まれた時に与えられる生命力をいかに保って、浪費しないか。基本はやはり早寝早起き、良い食生活。

そのあとは針は刺さず、あらゆるところに気を刺され、腎臓を気で満たしてもらい、最後にもぐさをしてもらいました。今まで体に問題をほとんど生じたことがなく、針やマッサージなどあまり行ったことがありませんでしたが、こういうトリートメントを自分に与えるのもいいな、ともぐさでリラックスしながら思いました。

終わって起き上がると、なんと熱もひき、腰やおなかの痛みもほとんどひいています!びっくり!これは魔法!!!
また背筋を伸ばして歩くことができるようになりました。

3 件のコメント:

Yama さんのコメント...

針で(気を)指すと直るんですね。びっくりです。インドでは、西洋医学の病院はあまりないのですか?

EMI ONISHI さんのコメント...

ゆきちゃん、大変だったんだね。実は私もグレッグの事は知っているよ、ブリスベンの彼のお家にも何日か滞在させてもらっていた事もあるんだよ。
お大事にね

Yuki さんのコメント...

Yamaさん

針を触れるだけなんですよ。私もびっくりでした。今私はオーストラリアのブリズベンにいますよ。ちなみにインドも西洋医学の病院は普通にあります。

Emiちゃん

え〜small world!彼に伝えとくね。