平成24年8月31日金曜日

サーランギツアーを終えて Part1


インド、ヴァラナシより、サーランギ奏者の親子、Santosh&Sangeet Mishraさんを迎えての「Masters of Sarangi」ツアーが先週無事終了。

彼らの最初の公演は、到着翌日、インド独立記念日、ブリズベンの音楽大学Conservatoriumででした。公演前にあたりをお散歩。小さなディズニーランドのようなエリア。Great Aussieというお菓子屋さんの前で、つい二人を撮りたくなってしまった。。。


Conservatoriumに向かう道。


開会式。インドとオーストラリアの旗を持った子供達。インドの国歌とオーストラリアの国歌斉唱。


彼らがイベントのトリを務めました。ガンジーが好きだったバジャンをジャラ入りのエキサイティングなインド古典風アレンジで演奏。

それにしても、彼らの演奏まで待ったぁ〜。司会のインド人のおばさんが超絶なフルパワーで、話をやめない!そしてマイクが近すぎ!何度かスタッフが、話をいい加減やめるように、そしてマイクを離すようにとの指示も。バングラダンスの演目には、踊れないのに突然ゲスト出演しちゃうし。。。おもしろすぎた。

ちなみに、このホールに来年、私のドゥルパドの師、Ritwik Sanyal先生も招待されています。巨大な素晴らしいホール。楽しみ!


 毎日うれしかったことは、 二人が私の神棚に深々とお参りしてくれたこと。
サントーシュさんは、「Very nice mandir.(とてもいいお寺)」と言ってくれて、毎日長いプージャをしてくれました。ある日は、出かける前一度靴を履いても、一旦また脱いで、お辞儀をしてから出かけました。サンギートは、庭でお花を摘んでお供えしてくれました。


週末から本格的にツアー開始。
金曜日は、Sunshine Coastのシムさんパットさん宅でのホームコンサート。
お二人は、オーストラリア最大の音楽祭、Woodford Folk Festivalで、民族音楽舞台のコーディネートをしているご夫婦です。
海の近い、深い森の中に建つ美しい木のおうち。 入るとすぐ大きなホールになっていて、コンサートにぴったり。でもはじめてのホームコンサートだそう。40人くらいの人が集まってくれました。


私のドゥルパドで幕開けをさせてもらいました。Raga Yaman。
サンギートがサーランギで美しい音色を足してくれました。シェンのタブラとともに。二人ともありがとう!


 クリシュナ神とゴーピー達の素敵な絵画の前で。Raga Kirwani。


翌日昼間は、ブリズベンから1時間半くらいのところで、Tenzin Choegyalさんとシェンのコンサートに、お二人がゲスト出演。
サーランギによるRaga Bhimpalasiの演奏に始まり、その後のテンジンさんの歌にサンギートが伴奏で加わりました。


終わってすぐ2時間移動、夜はブリズベン北部のホールで演奏。

私はまたサンギート、シェンに加わってもらい、Raga Yamanにのせて、ガネーシャ神に捧げるマントラとバジャンをオープニングで歌いました。


シェンとサントーシュさん、ナイスアイコンタクト。Raga は、、ごめんなさい、なんでしたっけ?


日曜日は、我が家での初ホームコンサート!朝から大掃除!掃除って、すごいいい運動。。頑張りすぎて正直、コンサート前に疲れてしまった。いかん!と再び自分を盛り上げる。


午後のコンサートだったので、Afternoon raga, Patdeepを歌いました。


Raga Puriya Dhanashri

始めてのホームコンサート、とても良い雰囲気でした!みなさんが持ってくれた料理も最高においしかった。


アフターパーティは、トルコ人シンガー、フェリドゥン、サンギート、シェンによるジャムセッション。サーランギは何にでも合い、美しいです。。。つづく。

平成24年8月28日火曜日

平成24年8月12日日曜日

“Masters of Sarangi” Concert Tour

もうすぐインド、ヴァラナシより、Santosh&Sangeet-jiが、ブリズベンにやってきます。19日は、我が家での初コンサート!

 

“Masters of Sarangi” Concert Tour

7th and 8th generation sarangi masters from the ancient city of Varanasi, Pandit Santosh Mishra and his son Sangeet Mishra will be performing around Brisbane, Sunshine Coast and NNSW with Brisbane's leading classical tabla player Shen Flindell and special guests Yuki Taniguchi Flindell (mantras, Dhrupad) and Shrabani Choudhury (sitar - August 26 only).
Indian classical music is a diamond of global culture, a timeless spiritual vibration with unmatched opportunities for improvisation and expression, transporting listeners into realms of sound. This tour brings together musicians from India, Australia and Japan to evoke the peaceful sounds of Planet Earth.
Sarangi is an Indian bowed instrument with about 50 strings. Its sound is considered to match the human voice most closely, and its name literally means "hundred colours", reflecting the wide range of tones and moods it can evoke. An extremely difficult instrument, the art of sarangi is slowly dying. The sound is that of ancient spiritual India. Santosh and Sangeet Mishra come from a long lineage of sarangi players from India's holiest city, Varanasi, and have performed with leading artists all around India and the world.

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2012 Tour Schedule
7pm Fri Aug 17 Woombye (home concert)
245 Kiel Mountain Rd, Woombye.  Bookings Sim 0754423136, 0407890417

7pm Sat Aug 18 Bracken Ridge Hall
cnr Barrett & Bracken Streets, Bracken Ridge. Bookings Jitendra 0411798012

5pm Sun Aug 19 Oxley (home concert)
36 Kingsgate St, Oxley. Bookings Shen 0415106428
 * ALSO Workshop from 2pm

7pm Fri Aug 24 Nimbin School of Arts Hall
47 Cullen Street, Nimbin. Bookings Dana 0428539232

7pm Sat Aug 25 Ocean Shores (home concert)
6 Goolara Ct, Ocean Shores
 * ALSO Workshop from 3pm

4pm Sun Aug 26 Mt Gravatt Progress Hall
1873 Logan Road, Upper Mt Gravatt. 
“Sounds of the Strings 2012”
with Shrabani Choudhury (sitar)

Further info: www.ethnosuperlounge.
com/sangeet  or phone Shen on 0415106428

Pandit Santosh Mishra
Pandit Santosh Mishra of Benaras tradition, learnt music from his uncle Maestro Narayan Das Mishra and his father Maestro Bhagwan Das Mishra. An A Grade artiste of All India Radio and Doordarshan, Pandit Mishra has performed in numerous prestigious music festivals, both in India and abroad.

Sri Sangeet Mishra
Young Maestro Sangeet Mishra has learnt music from his father Pandit Santosh Mishra. He has also received advanced training from his paternal and maternal grandfathers Maestro Bhagwan Das and Maestro Narayan Das Mishra respectively. Sangeet has performed on several music platforms in India and overseas. Sangeet is a talented musician and a capable exponent of the Benaras tradition.

Sri Shen Flindell
Shen Flindell started learning tabla in Melbourne from Sri Debapriya Bhattacharya in 1994. He went to Varanasi in India to study under Pt. Kaviraj Ashutosh Bhattacharya, a great tabla master of the Benares Gharana. Based in Brisbane, Shen spends several months of each year in Japan and India. Within the realm of Indian classical music, Shen is capable in the four fields of vocal accompaniment, instrumental accompaniment, Kathak dance accompaniment and tabla solo. Shen has also given successful accompaniment in South Indian music and dance performances.

Srimati Yuki Taniguchi Flindell
Through Mantra, Kirtan and Indian Classical Music, Yuki became interested in the power of sound. She studies Mantra Yoga in Rishikesh and Dhrupad (Indian Classical Vocal) and Sanskrit in Varanasi. She regularly travels and gives workshops and concerts in India, Japan, and Australia.

平成24年8月8日水曜日

舞踏ワークショップを終えて


先週土曜日、自宅で初めてのイベント、舞踏と沖道ヨガのワークショップを開催しました。
 友人ミーガンと一緒にオーストラリアにいるときに毎回やっているイベントです。

いつも家に二人だけでがらんとしてるので、たくさん人が来てくれるだけでウキウキ。いつも来てくれるメンバーとの再会もうれしい。今回はたまたま女子だけが集まりました。

まずはミーガンによるウォームアップ。 庭に面した、日当りの良いバックデックで。
ペアになって、指を1本握られ踊る、ということを10本分しました。じんわり全身に効いて、冬だけど日差しは強いので、汗びっしょりに。
そのあと、家のなかに戻って、背中ダンス。後ろ歩き、背中の目で、もうひとつの背中を探して、出会って、背中だけで触れ合って、踊った。最後は、背中の記憶を一人で踊った。


次は、私の誘導で、みんなを近所の森へ連れて行きました。

今夜の暖炉用の薪拾いもしたかったので、みんなエコバッグ持参で。

森へ向かう途中、 私たちを不思議そうに(不審に思って?)見つめる老夫婦が。

奥さんが旦那さんに、「あの子達、一体森に何しにいくのかしら?」というようなことを聞いているらしい雰囲気。
すると旦那さんが、「心配することないよ、環境保護団体だよ」と言っていた。
エコバッグ =ゴミ拾い、なるほどぉ。でも、素晴らしいことにゴミなど一つも落ちていませんでした。


森に入り、まずは、立つ練習。静かに、1本の木として5分くらいただ立っていました。

木をテーマにした理由は、私がオーストラリアの樹々に感銘をうけることが多いから。
木は、日本の学芸会などでは一番しょぼい脇役としてとらえられますが、オーストラリアの木は、私にとっては、まるで景色という舞台の主役、堂々と存在感をもって立つダンサーのように見えます。


立つ練習をはじめてまもなく、この森を縄張りとする近所の子供達に見つかる。

遠くから、 ある男の子(前にもこの森で会ったことがある9才くらいの男の子)が私たちに向かって大声で叫んでいる。

「そっちからは見えないけど、こっちからは見えるよ〜〜〜!」
「何してるの〜〜〜?」
「自然と絆結んでるの〜〜〜?」

最後は、
「っていうか、君たち変だよね〜〜〜!」

大好き、この子(笑)。


立つ練習のあと、森の空間や植物達と交わった。


グループで木のダンスをしているとき、近所の子供達4人くらいが、終始呆然と見つめていた。かわいい。。。


そして薪拾い。この森は焼き野原となった戦場。木の枝を、不業の死を遂げた人々の人骨に見立てて、弔いの気持ち、平和の祈りをこめて、拾いましょう、まるで自分の死んだ赤ん坊を抱き上げるように、と言ったら、みんなものすごい思い深いところへおちていった。お経のような声を発する人も。次の場所に移ろうかなと思った時、まだ抜けられない感じだったので、みんなの様子を観察し、余分に時間をとった。


そして最後は、お花見。
森をあがっていくと、突然ひょこっと現れる、ふっくら大きなピンク色の花をつけた木の下で。どす〜んと暗いイメージの練習のあと、ピンクの花に、こころがふわっとやわらぐ。
日本のお花見の風習についてみんなに話したりしながら、春の気分を味わった。


薪を持って家に帰って、ミーガンによるウォームダウン。

森の体験をもう一度、体で振り返りながら自由に踊り、最後は、ハグのエクササイズ。優しく抱き合って、一人は型を保ち、一人は下へ溶けて、床を転がり、別のハグの型をみつけて、ハグ。型になった人が今度は溶けて。。。を繰り返し、全員とハグした。すごく安心して相手の体にとけ、みんな心も一つになった。場全体が愛に溢れていた。

全てのエクササイズを終えた後、全員自分の拾った枝(骨?)を暖炉にお供え、静かに炎を見つめました。

ハプニングもありの楽しい1日だった。終わった後も一日中幸せが続いた。初めての自宅イベント、来てくれた皆さんに感謝です。