平成24年3月13日火曜日
平成24年3月12日月曜日
東日本大震災追悼会 in Varanasi
大震災から1年を迎えた昨日、ヴァラナシのダシャシュワメード・ガートのガンガアルティの前に、東日本大震災追悼会が開かれました。
ヴァラナシに長年住んでいる日本人僧侶ダルマダースさんが企画してくださり、たくさんの日本人が集まった。100人はいたと思う。ヴァラナシにこんなに日本人がいたのか、とびっくり。
大勢の人でにぎわう日曜のアルティで、インド人もいろいろな国からの観光客も一緒に日本に祈りを捧げてくれた。
まず全員起立して1分の黙祷。
ダルマダースさんによる、ヒンディー語と日本語のスピーチと、バガヴァッド・ギーターからの不滅の魂についての章の詠唱。
最後に日本人全員で、「ふるさと」を歌った。
直前に突然頼まれ、ハルモニウムを弾くことに。何千年も続くガンガアルティで少しでも演奏できるなんて、本当にありがたい仕事をさせていただいた。
“聖なる河ガンジスは、あらゆる悲しみ、苦しみ、後悔、欲望、罪悪を洗い清めるために、シヴァ神に受け止められ、この地上を流れるようになった” と言われている。(追悼会案内より)
ガンジスを通して捧げられた私たちの祈りを含め、世界中でこのようなイベントが開かれていた昨日。
届くと信じて、愛と平和を祈り続ける。
平成24年3月7日水曜日
ドゥルパド・メーラー 2012

2月17日から20日、ガンジス河沿いのトゥルシー・ガートで、ドゥルパド・メーラーが開催されました。今年は1日増えて、4日間夜通し、約50組の演奏を堪能しました。
初日の挨拶は長いからと、ゆっくり夕食をとっていたら、着いたときWasifuddin Dagar氏の歌がもう始まっていた。。Raga Yaman。ソフトなアーラープにはじまり、最後はいつものマシンガンのようなガマック(声の揺らし)を披露してくれました。

私の師、Prof. Ritwik Sanyalの演奏は、今年は特別に感動的だった。
実は、40年近く演奏を共にしてきたパカワジ奏者のShrikant Mishra氏が、今重病にかかっている。Shrikant-jiの愛弟子、テツさんを伴奏に迎え、最後にはグルジ自身が最近作曲した、Shrikant-jiの信じる神、ハヌマンの歌を歌った。同志への愛と、回復への祈りに満ちていた。



感動で涙する演奏もあれば、涙が出るほどおもしろい演目もあります。
お名前を記録するのを忘れてしまったのですが、この親子が最高!でした。特におじいさんのほうから1秒も目が離せませんでした。
1枚目の写真が基本姿勢で、2枚目がここから音が出る姿勢です。おなかのまえでこぶしを作り、雑巾絞りのように、声を絞り出していきます。最後は、マッチョでパワフルな息子さんとともに思いっきりSum!もう、最高、、、楽しすぎる。大好きです。
演奏後、息子さんは、もう少し歌いたかったようでしたが、その旨をお父さんに告げると、「ナヒーンナヒーン!」とばっさり斬られ、去って行きました。最後の最後まで楽しませてくれました。

この女性歌手、素敵でした。女性のドゥルパドもやっぱりいいなあ。

Betiya流派は、もうこの家族しか残っていないそう。かわいい子供達もきれいな声でお父さんと一緒に歌いました。

Pushpraj Koshti氏、Raga Asawari。私が習うDagar流派のスルバハール・マスター。いつも感謝の気持ちがわく、美しく素晴らしい演奏です。

最終日の第一演目に、グルジの他の生徒達とともに、私も初めて出演しました。
Raga Yamanのアーラープのリレーとバンディッシュの合唱など。この日はShivaratri、シヴァ神のお祭りということで、最後はシヴァの曲を歌いました。

ドゥルパド・メーラーの舞台に立てたことはとても光栄であるとともに、みんなで集まっての練習も演奏とても楽しかった。

こちらのPrem Kumar Mallick氏と息子さんの歌も、最高に楽しかったです。ドゥルパドもいろいろな流派がありますが、彼らの流派は、バンディッシュでのとても複雑なリズムのティハイが特徴的です。最後キマッたときが、ものすごく盛り上がる。といっても、ティハイの連続で盛り上がりっぱなしの超元気なステージ。誰もが楽しく元気になるような演奏でした。

Sayeeduddin Dagar氏。彼のステージもとても感動的だった。熱があり、肺もわるくされているそうで、声が以前より弱くなっていた。お歳ということもあり、歌う前に「今年が最後かもしれない」と彼が言うと、司会Rajeshwari Achrya氏が割って入り、いつが最後かは、私たちが決める!と強引ながらも心温まるコメントをした。歌っている最中も、自分の声が弱ってしまったのを嘆きつつも受け入れるような語りが入ったり、伝統を引き継ぐため、息子達に教えながら彼らに歌わせたり、悲しくも感動的な部分がいくつもあった。でも彼独特の絶妙な間はもちろん健在。本当に自然なありのままの姿だった。人生って美しい、と思わせてもらった。

メーラーの最後を飾ったのは、Uday Bhawalkar氏。3年前に初めて彼の歌を聴いた時、衝撃を受けた。音の宇宙に連れ去られた感じがした。今年は、みんな眠くてしょうがないなか、主催側、ひっぱりにひっぱって、朝5時に彼が登場。Raga GunkaliととてもスローなTeevra taal。シヴァの歌。美しくて切なくて渋くて、今年も本当に素敵でした。
本当に充実した4日間でした。ありがとう、ドゥルパド・メーラー!
More Photos:
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平成24年3月2日金曜日
Music Therapy International Seminar

2月17日、18日、ベナレス・ヒンドゥー大学で開催された、音楽療法の国際セミナーに参加してきました。
世界中から参加者を迎えた、同大学で初開催の大イベントで、私のグルジが一部のレクチャーで議長を努めるということで情報を知り、おもしろそうなので行ってきました。
内容は、音楽療法とは何か、音楽療法のさまざまな方法、音楽療法士の養成について、また最新のリサーチ結果の発表など。

2日間朝から晩までみっちりのスケジュールで、庭に設置された結婚式のようなビュッフェでとてもおいしいご飯も3食でました。
印象に残ったのは、コルカタの外科医、Dr.Sumanta Thakurによるプレゼンテーションのなかのビデオで、外科手術中に患者の好きな音楽を流していると、麻酔無しにもかかわらず、患者がリズムにあわせて指をならしたり、足先を動かしたり、ご機嫌で手術を受けている様子を撮ったものでした。(あとで参加者と話していると、中にはこれは音楽療法の範囲ではなく、Attention Diversionだ、という厳格な意見もありましたが。)

Effect of Indian Raga Music on Condition of Heart: A Scientific Approach by Prof. Dilip Kumar Bhattacharyaインドのラーガ音楽が心臓に及ぼす影響の最新調査結果もおもしろかったです。
ラーガによって、また被験者の音楽知識によっても反応は異なりましたが、ラーガ音楽は、全体的に見て心拍を落ち着けるようです。
あとは、どのラーガがどの病気に効くか、という表も発表されました。(これも一般化しすぎという意見もありました。)

また、Om Chantingがいかに良いか、というお話もありました。でもこれから子供を欲しいと思っている女性は、やりすぎには注意、だそうです。1日朝晩12回ずつが適切とのことでした。なぜやりすぎはいけないんですか?とあとで個人的に質問したところ、性欲がなくなるということと、発声時に子宮が多少圧迫されるから、ということでした。
いろいろなアプローチ、意見はありますが、総合して、音楽の力が心身に及ぼす影響はきっと今後もさらに見直されていくことでしょう。
ナマステ・メーラー

2月後半のヴァラナシでは、イベントが盛り沢山でした。
忙しさとネットの不調でためてた日記を、順に書いていきます。
2月16日は、「ナマステ・メーラー」と題されたホームコンサートに出演しました。
京都在住のバーンスリー奏者、グミくんのオーガナイズで、アッシーガート近くのガネーシャゲストハウスで、午後から夜にかけて、たくさんの友人を含む7組くらいのアーティストが出演する音楽のお祭りでした。最後はみんなで晩ご飯。なんとも和むいいイベントでした。
私はカネコテツヤさんと一緒にドゥルパドを演奏しました。Raga PatdeepのアーラープとChautaal(12拍子)を1曲。去年の東京に引き続き2回目の共演で、大先輩にも関わらず、いつも快く引き受けてくださり、しかも今回は私のキーにあうパカワジが手元に無かったからということでわざわざ購入までしてくれたそうで、本当に感謝です。そして暖かく見守ってくれた友人達、観客の皆さんにも。
グミ君が演奏者全員にとてもきれいなバラの花輪を用意してくれて、演奏後は花びらまでまいてくれて、とても幸せでした。花輪を持って帰ると、その後数日部屋の中でバラのいいにおいがしていました。
平成24年2月3日金曜日
Varanasi, Ganga ある日の帰り道
今日、日暮れのガンガ沿いを歩いて帰った。昼間は、今回初めてグルジの家を訪ねた。まだ風邪で声は出ない。レッスンは来週から。
昨日Ganges View Hotelで演奏したBahauddinさんも来て、ランチをいただく。楽しい時間を過ごす。
そのあとBengali Tolaへ行くことに。リクシャーに乗って、イヤホンで古典音楽を聴きながら、砂埃の雑踏の中を進む。混雑しすぎてて進むことすらできない。道路が満員電車のよう。苦笑するしかないようなクラクションの嵐。。。
無限の静寂から湧き出たような音を聴きながら、外側とのギャップに、どっちもインド、同じ国、、、ある種の感銘を覚える。
知りあいの楽器屋さんや服屋さんでチャイとおしゃべり。でも日が暮れてきて寒くなってきたので、風邪をこじらせまいと長居はせず。
ガンガ沿いを多少の寒気を感じながら歩く。体調から、ちょっとエネルギーが落ちているのを感じる。気持ちもなんだか沈んできたような。。
夜のアルティの時間帯。Kedarガートのアルティを通り過ぎ、Harischandraガート、火葬場へ。
ふと斜め上を見ると、ひとりのAghori、黒服のサドゥと目が合った。私は、心の中で、彼に挨拶するようにOm Namah Shivayaと言った。なぜだかわからないけど、出てきた。そしてマントラは心の中で繰り返された。すると、音が空間に浸透し、空間の見え方が微妙に変わった。空間が歪むというのではないけれど、3D眼鏡をかけたように、何か質が変わった。同時に、目の前の子供も犬も、全てがShivaだと感じた。
Shivaの街、Kashi。こういうことを感じやすくなるんだろう。
空間の変化はすぐに終わった。そのガートを過ぎるころには。
暗く人のあまりいないガートへさしかかった。地味な普段着の初老の男性が6人、円になって座っている。一人が歌っている。胸の前にやわらかく手を合わせ、グルや、様々な神の賛歌を、切ないメロディにのせて。
思わず立ち止まり、聴いていたくなった。邪魔したくない気分で少し離れたところに座って、しばらく聴いていた。
あまりに真摯で、神聖で、美しくて、涙が出てきた。
メロディが変わったところで立ち上がり、川のほうへ下って行った。川岸で、ひとりのサドゥが静かに瞑想していた。上のほうからはおじいさんの歌声が聞こえる。遠くのほうからはアルティの音。
川を眺めて、さらに涙はこぼれる。苦しみとか悲しみとかを受け入れる類いの感情が湧いて。
そのあと、至福に変わった。
深い平和がその一帯にあって、私の足はそこをいつまでも離れたがらなかった。でもこれにも執着せずか、と歩を進める。
幸せな気分はそのあとも続いた。
Assiに着くと、いつものごとく路上で知りあいに遭遇。ちょっとおしゃべり、チャイにさそわれて、もう今日はさっき2杯飲んだからいい、と言ったら、僕なんて20杯飲んだよ、久しぶりに会ったんだから!と言われ、チャイ。
チャイ屋さんにあった年期のはいったカーリー像を、最初何の神様だろうと思って、まじまじと見つめてた。そしたら、向かいに座ってたちっちゃなおじいちゃんが、きらきらした目で興奮したように「First! God!!!(まず、神様!)」と大声で言って、私の目の前まできて、大声で意味の聞き取れないことをいくつか言ったあと、「I'm 75 years old!」と言い、去って行った。私がお店をでるとき、歯の無いビッグスマイルをくれた。私はとても幸せな気分で、彼の言葉「First! God!」を繰り返すと、きっと耳が遠くてきこえなかったんだろう、無反応で変わらぬ笑顔だった。
平成24年1月22日日曜日
結婚式

1月6日結婚しました。この日は、シェンのご両親の50周年記念であり、私の妹の誕生日でもあり、トリプルなお祝い。
家族も日本からはじめてやってきました。
式は、ブリズベンから約1時間の小川のある森の中のTallebudgeraで。ホールを借りて、完全手作りの結婚式。
たくさんの友達が手伝ってくれてはじめて成り立つ、ありがたく、あたたかい式だった。
ドレス、指輪は前回のインドで作った。インドの仕立て屋さんなどにも感謝。
友達の娘4人のフラワーガール(花嫁の入場の時に花びらを撒く女の子)がかわゆすぎて最初から和み、チベットのお坊さん4人による慈悲のチャンティングがすごくパワフルで、友人のミュージシャン達による演奏もどれもよかった。
最後は二人で1曲、Sita Ramを歌った。みなさま、今後ともよろしくお願いいたします。

写真レポートは、こちらをご覧ください。
http://untamedlens.photoshelter.com/gallery/Shen-and-Yuki-Wedding/G0000FLEdQ27E4dI
ほかにもフェイスブックにたくさんの友人が写真を投稿してくれました。ありがとうございました!
平成24年1月20日金曜日
Woodford Folk Festival: Final
DAY 6 (New Years Day)
元旦は、3時間弱の仮眠後、4時に起きて、丘の上にのぼって、初日の出。
チベット僧達、テンジン、太郎さんとシェンのコンサートが朝4時半から5時半まであった。
演奏中、初日の出がのぼり、静かに歓声が上がる。
再び約3時間の仮眠後、朝10時からTai chiのワークショップ。中国人の中年男性の先生で、フェスティバルにも関わらず、1時間半で2つのエクササイズと、かなりストイックなワーク。とても満喫しました。
Asante Dance Theatre
Tai chi workshop中に聞こえてきて、めちゃ気になり、終わった後即音を追っていった。
昼から、EarthSync Collectiveと、太郎さんシェン、テンジンのコンサート。
再び演奏、お疲れさまです。
一番前で見ていた女の子と鳥。
曼荼羅がもうすぐ出来上がる。
昼間見たAsante Dance Theatreのダンスワークショップへ。
The Fool, The Cow, and the Art of Corruption
前に見たサーカスショーでMC的な役割をしていた道化師の男性のソロショーへ。
パフォ―マンス中、地雷で発射されるたびに、ベルが鳴り、兵器産業を批判、世界の平和を訴えていました。世界にはバランスが必要と言い、綱渡りをしたら、ここは股で落ちるというお約束も:)
Dissolution of Mandala Ceremony
この6日間かかえて4人の僧で作ってきた砂の曼荼羅を最終日に、敷地内の池に流しました。
閉会式もAmphiTheatre、屋外の巨大な会場で。
この1週間のフェスティバルで、毎朝あらゆる楽器(歌、ドラム、ホルンなど)さまざまなワークショップがあった。そして閉会式で参加者がその練習の成果を披露した。びっくりするほどかっこいい音だった。ちなみに、小さなランターン、紙でできた灯りもフェスティバル中のワークショップでの参加者の手作り。
そして、オーストラリアは、アボリジニーの土地であるということに敬意を払う。いつも同じ根底にこの同じテーマがある。
Woodford、今年もありがとう!
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