平成30年8月3日金曜日

チャウダンスと私

出会いは突然やって来た。

2016年、ヴァラナシ。サラスワティの3歳の誕生日に、ダンスが大好きな彼女のためにシェンが買ってきた本、『Dances of India』。


最初のページに、色々な古典舞踊が写真付きで載っていた。


その中で知らないのが二つ。

アンドラ・ナティアムとチャウ。

普通インドの古典舞踊は、この二つを除いて6つまたは7つと言われる事が多いけれど、この本では一緒になっていた。

アンドラ・ナティアムは、名前からして、アンドラ・プラデーシュ州の踊りと考えられる。

では、チャウって?

疑問に思った私は、とりあえずYoutubeを検索。

最初に見たビデオに、衝撃を受ける。

それは、80年代って感じの古い映像で、外国人らしきとても美しい女性の踊る、半端ない力強さと美しさ、そして妖艶さと奇妙さも相交わったシヴァの踊りだった。


インドの古典舞踊と分類されるもの7種類は、インドを旅する中でとりあえず全種類鑑賞したが、これは雰囲気がかなり違う。

片足を胸の高さまで引き上げ、もう片方の足で回旋しながら、次々にシヴァのポーズをとっていく。瞑想的でありながら、かなりアクロバティック。

うわー、なんて難しそうな踊り。

まじですか、これですか。これをやれって言うんですか、女神様。。踊らされることはわかっていましたが。。

この導きには、戸惑いももちろんあった。

もう既に、ヨガ、ドゥルパド、舞踏をやっていて、これ以上できない、でもこの踊り、なんだかヨガと舞踏の融合みたい。今までの身体鍛錬とシヴァへの愛をここに集結させろと言っているのか。でもキツそう!この歳でこれ始めるって。。。できるのか?

頭の中の議論はよそに、有無を言わせぬ力が私を動かし始めていた。


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