10月21日日曜日、ブリズベン市内でサラスワティー・プージャ・ホームコンサートがありました。
ナヴァラートリの期間、音楽、芸術、知恵の女神であるサラスワティーをたたえる3日間の初日に開かれました。
タミル人コミュニティーの集まりで、私、シェン、シェンの友人一人を除いて、観客も演奏者も全員が南インド人やスリランカ人。
きれいな神棚が整えられ、たくさんのお供え物が置かれました。
食べ物や花などのほかに、知恵の女神であるサラスワティーの神棚には、本をお供えする習慣があります。彼女に本をあずけると、あっという間に全部読んでくれてその知恵を恵んでくれると信じられています。私たちもそのしきたりにならい、本をお供え。
演奏者も観客も神様に向かって座ります。お客さんが前でなく、横という配置。
シェンのタブラスクールをフィーチャーし、シタール、サラスワティー・ヴィーナー、ヴォーカルなどのゲストアーティストが迎えられました。
最後に、私とシェンで、ドゥルパドとバジャンを演奏。
ドゥルパド、ラーガヤマン、サラスワティーやドゥルガーの曲と、女神達に捧げるバジャン。
ドゥルパドのアーラープでは、 子供はすぐに寝ました:)子供を寝かせるのは、産む前から得意のよう。
ドゥルパドは、大半が穏やかですが、エキサイティングなおもしろい表現も含みます。
声をびよ〜んとのばしたり、上下に揺らせたりする部分では、シェン曰く、女の子が二人ちょっとびっくりした様子で、目を見合わせて微笑んでいたそう。私もはじめて聞いたときは、なんだこれは!?と驚くと同時に、感銘を受けました。
実は、前日も当日の朝も声が枯れてたのに、 コンサート中は全く問題なくでました。まるで女神様が守ってくれたかのように。
神様に向かって歌うと心がさらに落ち着き、内側のスペースが広がっていくような感じがしました。
最後はたくさんの人が交代にバジャンをリード。
終わった後は、インド人系の集まりでは欠かせない、みんなでの食事。おいしい料理をおなかいっぱいいただきました。
帰り際にいただいた、シェンへのグルダクシナ、グルへの捧げものの中には、サリーも。お祝い事でのサリーのギフトは一般的なため、シェンよりも、私のほうが断然多くのギフトをいただいてます:)この日着たサリーもシェンの他の生徒のお母さんから。たくさんのディディ(インド人のおねえさんたち)に囲まれ、私は幸せ者です。
神様やあたたかい観客のみなさんに支えられ、とてもよい雰囲気でした。おうちを開いてくれた、シヴァさん、ヴァスキさん夫婦に感謝。
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