平成24年11月12日月曜日

ドゥルパド公演、ピンチ乗り越え、無事終了


昨日ドゥルパドコンサート&ワークショップ無事終了。でも実は苦境を乗り越えた末での。。。

なんと、 前日から声がでなくなったのです!

夕方から声が枯れだし、すぐに練習をやめました。

最初は、完全現実逃避モードで「信じな〜い♪」と言う感じで、ワークショップ用の資料を作ったりして数時間。

でもいっこうに戻らない。。。前々から準備し、楽しみにしていたイベントの前日、あまりに無念で、しまいには涙が出てきました。
もうとにかく早く寝ました。

朝になり、まだ変わらずガラガラ。。。ドゥルパドなんて絶対歌えない状態。
また、今までの経験上、一度出なくなったら3日は戻りません。

最悪の場合、全てキャンセルしなければならない、とも考えました。共演者、予約をくれた方々、会場、全ての方に申し訳なさすぎる。。。

そんな落ち込みモードでいるところを、母に叱咤激励されました。「おなかの赤ちゃんが助けてくれるわよ!」と。半信半疑の部分もあったけど、希望を取り戻し、最後のあがきへ。

出かけるまでの数時間、わらにもすがる思いで、いろいろな対処法を試しました。インターネットを調べ、塩水でうがいとか、緑茶でうがいとか、蒸しタオルを口に当てて呼吸とか(3回くらい繰り返した)、 紅茶にしょうがとはちみつとか、自分のもってるアーユルヴェーダの粉末のお茶「Sitopaladi Churna」とか。。。少し改善したかのように感じました。

行きの車内でも声はハスキー。本当に本番どうなるなるかわからない、いまだ完全に賭けの状態で向かいました。


ワークショップが始まりました。
すすめていくうちにだんだんと出てきました。最後にはまあまあ戻り、多少の安心を取り戻す。


コンサートでは、心は落ち着いて、声が戻り、最後まで無事歌いきることが出来ました。


テツヤさんのパカーワジソロもとってもよかったです。 パカーワジに関する説明では、パカーワジは、戦いに敗れたアシュラの皮をはいで、血を塗って、鎖骨をはめて、、、というグロくて、ドキッ!とするような神話も紹介してくれました。

雨の中思ったよりも多くの方に来ていただき、友人や知人との再会も嬉しく、とても良い夜になりました。


気力で乗り越えることは可能、ということを身を以て知ることが出来た、貴重な体験でした。
頭では理解、想像できない類いの力の働きを感じつつ。。。

「赤ちゃんが助けてくれる」という母の言葉、あとになって、きっとそうだったんだなと思えました。

共演のテツヤさん、巨大な楽器を運ぶため車を出してくれたBakuちゃん、楽道庵、お客さん達、皆さんに心から感謝します。

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