平成21年6月12日金曜日
The Dreaming Festival
先週の金曜夜から月曜まで4日間にわたってウッドフォードで開催されたオーストラリア土着民族の祭典、The Dreaming Festivalに行ってきました。
上の写真はドライブ途中に見た噴火山たち。果てしなく広がる平らな土地に火山がぽつぽつ。地形ってそれぞれちがっておもしろいなと思いました。
ブリズベンから車で2時間くらいの、緑の深い広大な土地で開催されました。みんなキャンプしていて、ひとつの村のようです。
夏の年越しにはここで6日間の巨大な音楽祭が開催されるそうです。
満月をまたいだ週末、美しいお天気に恵まれました。
アボリジニー文化に関連するダンス、シアター、音楽、フィルム、ディスカッション、ワークショップなどのブログラムがいくつものステージで一日中開催されていました。絵画や工芸品のギャラリーも多かったです。来ている人は、子供からお年寄りまで幅広い年齢層でした。
屋外の砂のダンスステージでは、アボリジニーやフィジーの伝統舞踊を見ました。
フィジーの踊りは、フラダンスに似ています。南国の明るい雰囲気が笑顔を誘い、パーカッションが盛り上がるとともに超速で揺らされる腰は圧巻でした。
アボリジニーの踊りは、声とディジルドゥーにあわせて。奥底から響いてくる低くてパワフルな音。私が見たものは、10人くらいのグループで、風を踊ったり、動物になったりしていました。彼らは本当にリラックスしているように見えました。
舞踏でも春のそよ風や冬の寒さなどを踊ったりする。鳥などの動物も。ヨガのポーズも動物や自然が多いなと、見ていてふと思いました。
フィ ルムもたくさん上映されていて、いくつか見た中で特に印象的だったのか、『The Returning of Soul』というニュージーランドのマオリのアーティストによるもの。砂浜描かれた人が実際の映像となって現れて、海で古代の民族のように舞っている。映 像の上にマオリや英語で書かれた詩がのせられ、魂の束縛と解放が抽象的かつダイレクトに伝わる方法で表現されていました。
Rhythm Hunters。和太鼓も含めたさまざまなパーカッションにサックスとディジルドゥーを加えた総勢20人くらいのビッグバンドです。地響き がするくらい太鼓が鳴り響き、サックスとディジルドゥーが、トライバルかつメローな雰囲気を加えていました。ステージ前は大勢の人が踊っていて、とても盛 り上がっていました。
朝のヨガサークルは、池のとなりの大きな木の近くの広い芝生で行われました。ディジルドゥーの生演奏にあわせて。回転などの動きを加えたウォームアップの あとゆっくりと太陽礼拝。妖精のようなかわいい元気な先生で、とても丁寧にわかりやすく、自然とつながるように導いてくれました。快晴の青空を掴むように 手を伸ばすのがとても気持ちよかった。
アボリジニーの伝統的な遊びが楽しめる広場では、たくさんの子供たちが走り回って遊んでいました。ひとりほかの子よりも小さな黒人の女の子がいて、とてもおっとりしていて、ゲームをあまり理解していない様子でなんともかわいかったです。
『My Right Foot Your Left Foot』は、オーストラリアに歓迎されるということはどういうことか、についてのユーモアと機知に富んだダンス舞台劇でした。さまざまな文化からのトラ イバルなステップをつなげたところがあり、空気ががらっと変わるパワフルなものでした。
『Reliquary』はアボリジニーと韓国人ダンサーによる作品で、それぞれの文化のスピリチュアリティを題材にしています。素晴らしい踊りで、空間が凍りつくような瞬間がありました。舞踏的な雰囲気の作品で、浄瑠璃のような人形も使われていました。
クロージングセレモニーは池の前のステージで盛大に行われました。最後は多くの出演者が一緒に踊り、楽しく祝福しながら閉会しました。
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1 件のコメント:
楽しんでいる様子が伝わってきます。
気づいてみると、半年ブログをみてきました。旅が終盤に近づいているのは、なんだかさびしい気がします。なんだか、映画がおわってしまうようです。
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