今日は稽古前に、大野一雄85才くらいの時のものから、100才近いときの最後の公演まで、5公演くらいのDVDを見た。
体が十分動いていた時期の傑作から、歩けなくなって精神もあやふやで椅子の上で踊る姿まで。
慶人先生がときどき説明してくれた。この公演で一雄先生は腰を壊して歩けなくなったとか、このときはもう右目が見えていなかった、でも誰にも言わなかったとか、戦争の話を予定に無かったにも関わらず突然始めたとか、舞台からのひきどころももうわからなくなっていたとか。
最後の公演をみたときは、涙が止まらなかった。なんだろう、この力は。
歩けなくなった父親の腰を支え、舞台上の椅子まで導き、真剣な表情で見守る慶人先生の作る緊張感も凄まじかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿