平成22年4月8日木曜日
ハヌマン寺音楽祭 サリー炎上
ヴァラナシは毎日40度を超える暑さとなってきました。朝からびっくりするくらいの熱と日差しです。昼の最も暑い時間帯、街はがらーんとし、人がいません。みんな暑すぎて家でお昼寝の季節がやってきました。洗濯物は1時間もあれば乾きます。
猿の神ハヌマンのお寺Sankatmochanで、5夜にわたるヴァラナシ最大の音楽祭が昨日まで開催されました。夜7時半から朝7時か8時まで、1日8組くらいのインド中から集まった著名アーティストの公演を楽しみます。
Sankatmochan1日目、すごい人に圧倒されてしまいました!入るだけで大変。厳重警戒でお金意外持ち込み禁止、荷物を預けるロッカーも混雑。お寺中人で埋め尽くされ、お参りをするための長蛇の列に並ぶ人、音楽を聴く人、移動する人の絶えない流れ。。巨大なお寺というわけではないので、その密度に参ってしまいました。とりあえずこの雑踏から避難しようと外に出るとたくさんのオイルランプが捧げられた神聖な樹を見つけました。多くの人が祈る中に交じって目を閉じました。心が落ち着いたところで、でも少しあったかいなと思って目を開けると、なんと自分のサリーが燃えてる!!!必死ではたいて、隣にいた人も手伝ってくれて、なんとか火は消えました。状況を理解するのに少し時間を要しましたが、台の上に置いてあるはずのオイルランプが、ひとつだけ私の足元にあり、それがサリーの裾に着火したのでした。たくさん人がいたので足元まで見えなかったのです。
サリーは、リシケシで今回買ったばかりのお気に入り。。実はその日、そのサリーは波乱の1日を送りました。朝は通りで牛に頭突きされ(たぶん赤い色に興奮して)、会う人会う人(ほぼ全員!)に素敵なサリーだとほめられ、そして夜、燃えた。。一体何を意味しているんだろう?
でも体に火がつかなくてよかった、みんなそう言ってくれるし、そう思います。「もし化学繊維だったらもっとすごい速さで燃えるから、純木綿でよかったよ」とある人に言われたときは、そのもうひとつの状況を思い浮かべ、一瞬ぞっとしました。
でもグルジからは、「きっとハヌマンの祝福、もっと火をくれたんだよ」と言われ、内なる火をもらえたのかなとハッピーになりました。
実は最近、災難はこれだけではなく、クンバメーラでも泥棒に会ったりしています。そんななかとてもけろっとしていて、「人生バッドタイムもあるよね」と誰かに言われたとき、とくにバッドタイムとは思っていない自分に気づきました。グッドとかバッドとかは考えてなくて、ただ何が起こるか、わけがわからない状況を楽しんでいます。このあっけらかんぶりは、ちょっとした成長ではないかとすこし自分をほめたい気分です。
今回のSankatmochan、初めてでしたが、素晴らしい音楽をたくさんきくことができて、とても満足でした。そして去年Odissi Danceを学んだ先生、Sujata Mohapatraの踊りも見ることが出来ました。全ての動きが、目玉から指先まで本当に美しくて、見ているだけで幸せな気持ちになりました。
シタールのNiradri Kumarもゆっくりメロウなアーラープから超人的に速い弦さばきまで、目が離せない素晴らしい演奏でした。
またKolkataのHarish Tiwaliという歌手の歌がものすごくよかったです。音の魔法に、会場はキャバテ(絶賛する言葉)の渦!!場内大拍手がやまない状況でした。衝撃的に素晴らしかったです。
平成22年4月2日金曜日
International Yoga Festival おまけ
International Yoga Festivalでの思わぬ展開。
早朝のNada Yogaクラスでマタジから、その日スケジュールにはないダンスクラスが開催されるとのアナウンスがありました。教えるのはIndu先生(上の写真)、マタジの生徒で、ここのアシュラムでヨガを教える私の最初のマントラの先生。これは絶対うけたい!とウキウキで教室へ。ダンスは、パンジャビ地方に伝わる、祝福の踊り、バングラダンス。ダンスの経験皆無の人も含め、20人くらいが集まりました。のりのりのリズムに合わせて飛び跳ね、肩を上下させ、かなりエネルギー消費量の多い踊りで、みんな2時間のクラス後には汗だく。でも祝福の踊り、踊っていてとてもハッピーな気持ちになりました。
そしてクラス終了後あるメッセージが教室に届けられ、マタジより、次の日の夜、フェスティバルのクロージングセレモニーで、ステージで踊ってはどうか、とのこと。なんとも大胆なマタジのご意向に、え〜!!クラス参加者はみんなびっくり。今日初めて習った踊りを大切な夜にステージで!?2日間、クラスの合間に1日3回ほど集まって、猛練習が始まりました。。。
最後まで残ったのは、10人程度。段取りや振り付けに関して、みんなで意見し合い、ときに声が大きくなることも。遅刻した人に喝をいれる部長的女性も。振り付けを早く覚えた私は、練習中大きな声で踊りをリードしていたり。ヨガフェスティバルで、なんだこの状況は?? まさに部活でした。
試行錯誤しましたが、本番はなんとか無事終了。会場は大盛り上がり、みんながダンス部の愉快な仲間達の努力を讃えてくれました。
最後の夜のGanga Arti。たくさんの人であふれていました。
最後の夜、ガンガの前で、火を焚いて祈りを捧げました。Shyamdasさんによるキルタンを聞きながら。
フェスティバル終了後の次の朝、朝食をとっているときに会ったSun Yogi。彼はここ15年太陽光だけで生きているそうです。『朝日はおいしいですか?』と聞いたら、笑いながらイエスと答えてくれました。そして大宇宙と小宇宙のつながりについてとても興味深い話を聞かせてくれました。第29のチャクラに到達したとき宇宙の誕生を見たこと、ブラックホールがどのようにエネルギーを吸い取り、地球にエネルギーを与えているかを見た時の話など。別れ際、頭に手を置いてエネルギー伝授をしてくれました。手を置かれているとき、体中にエネルギーが伝わり、小宇宙が内側から拡大していくようでした。そして、涙が出てきました。
International Yoga Festival part 2
昨日ハリドワールからヴァラナシに戻りました。1ヶ月リシケシとハリドワールを行ったり来たり。ハリドワールではクンバメーラをどっぷり体験。さすがに疲れが出て、帰りの電車ではエアコンで風邪を引きました。4月のヴァラナシはあづい。。天井の大扇風機は部屋の中の熱をかきまわしているだけ。。昨日の夜は体の熱と外気の熱で、もうわけがわからない状態でした。そんな寝苦しい中でも一晩寝たらなんとか回復。しばらくのキャンプ生活でインターネットと縁遠くなっていましたが、ゆっくりリシケシ、ハリドワールを綴っていきます。
Shri Shri Ravi Shankar
Art of Livingのグルである聖人Shri Shri Ravi Shankarによるsatsang。質疑応答形式ですすめられました。穏やかに、にこやかに語る彼からは、常に至福のオーラが出ていました。
Mudra Series w/ Siddhi
指 のヨガ、ムードラのクラス。5本の指はそれぞれ五要素に対応するため、指を目的に応じて使い分けながら、体の中の五つの要素のバランスを整えました。例え ば、おならがですぎるときは、空気の要素が過剰なので、空気を抑える方法など。また、妊婦に向くもの、向かないもの、鬱に効くもの、風邪に効くものなど、 とても実用的で、短時間で効果が実感できるものもありました。指先だけでこれだけかわるなんてと不思議な感覚でした。
Iyengar Yoga w/ Marla Apt
アー サナ以外のヨガも豊富なフェスティバル。参加した数少ないアーサナクラスのひとつで、全身整えられた!という感じがしました。ご指名を受け、椅子のポーズ のデモンストレーションをしているところ。マーラ先生は、とても気さくですてきなお姉さんでした。11月日本でリトリートを開催するそうです。
Shambhavi. L. Chopra & David Frawley
彼 女の書いたベストセラー本、Yogini : Unfolding Goddess Withinを読みました。自身のタントラヨガ修業と日常を描いた私的でとても興味深い内容で、今回のフェスティバル参加を決めた理由の一つは彼女でし た。パートナーのDavid Frawley氏とともに、『女神のエネルギー』『癒しの力』『マントラと原初の音』についてのレクチャーがありました。ヨガ、タントラ、アーユルヴェー ダや占星術、ガンジス河の力など、さまざまな話題について語られました。
Shambhaviさんと。『自分のサーダナに集中しなさい』という彼女の言葉が印象的でした。
Swami Dyananda & Swami Avdheshananda
ヴェーダンタ哲学に関してわかりやすくお話ししてくれました。ヴェーダンタの権威、Swami Dyananda氏は、ジョークを交えて会場を爆笑させる、とてもいけてるおじいさんでした。
Reiki w/Maa Gyaan
今回のフェスティバルで、Reiki レベルIIまで習得しました。とりあえずは自分や友達、友人にヒーリングエナジーを与えられるようになればと思ってます。セッション中は、与えている時も受けている時も、とても心静かになれます。常に感謝の気持ちで、深い呼吸。日常に役立つよい心構えも学びました。
Swami Yogananda
朝5時からのヨガクラスを担当していたSwami Yoganandaさん、102歳。毎朝、怒鳴っているような大声で、ためになる伝統的なヨガを教えてくれました。年齢を感じさせないパワーに、深く感心、そして、なんでそんなに怒鳴ってるの!?笑わずにはいられませんでした。体もよく動いて、どんな動きもかわいくて、ある日このオレンジの帽子で現れたときは、かわいい〜!とシャッターを押さずにはいられませんでした。
彼のしたお話の一つ。イギリスがインドにやってきたばかりのとき。ある白人男性が列車を降りると、何人かのポーターがよってきました。そのなかで一番年老いた男性が誰よりも力持ちで、4人分くらいの荷物をひょいと運びました。白人男性がその老人に年齢をきくと、167歳とのこと。信じられない!と白人男性は老人をイギリスに連れていき、さまざまな実験を行いました。聞くと、彼は貧しかったため、たまねぎしか食べていないとのことでした。(当時は5キロのたまねぎが、1パイサで買えたそうです。)そこで、お肉やお酒など、さまざまなものをあたえたら、すぐに亡くなったそうです。菜食の力のお話でした。1品だけというのも特殊ですが。
Dance Performance by Rishikumars
Rishikumarと呼ばれるアシュラムに住む少年達によるダンスパフォーマンスがありました。とっても踊りが上手で、女装でキュートに踊ったり、アクロバティックな技を披露してくれたり、最後は会場全体がディスコ状態の楽しい夜となりました。
Shri Shri Ravi Shankar
Art of Livingのグルである聖人Shri Shri Ravi Shankarによるsatsang。質疑応答形式ですすめられました。穏やかに、にこやかに語る彼からは、常に至福のオーラが出ていました。
Mudra Series w/ Siddhi
指 のヨガ、ムードラのクラス。5本の指はそれぞれ五要素に対応するため、指を目的に応じて使い分けながら、体の中の五つの要素のバランスを整えました。例え ば、おならがですぎるときは、空気の要素が過剰なので、空気を抑える方法など。また、妊婦に向くもの、向かないもの、鬱に効くもの、風邪に効くものなど、 とても実用的で、短時間で効果が実感できるものもありました。指先だけでこれだけかわるなんてと不思議な感覚でした。
Iyengar Yoga w/ Marla Apt
アー サナ以外のヨガも豊富なフェスティバル。参加した数少ないアーサナクラスのひとつで、全身整えられた!という感じがしました。ご指名を受け、椅子のポーズ のデモンストレーションをしているところ。マーラ先生は、とても気さくですてきなお姉さんでした。11月日本でリトリートを開催するそうです。
Shambhavi. L. Chopra & David Frawley
彼 女の書いたベストセラー本、Yogini : Unfolding Goddess Withinを読みました。自身のタントラヨガ修業と日常を描いた私的でとても興味深い内容で、今回のフェスティバル参加を決めた理由の一つは彼女でし た。パートナーのDavid Frawley氏とともに、『女神のエネルギー』『癒しの力』『マントラと原初の音』についてのレクチャーがありました。ヨガ、タントラ、アーユルヴェー ダや占星術、ガンジス河の力など、さまざまな話題について語られました。
Shambhaviさんと。『自分のサーダナに集中しなさい』という彼女の言葉が印象的でした。
Swami Dyananda & Swami Avdheshananda
ヴェーダンタ哲学に関してわかりやすくお話ししてくれました。ヴェーダンタの権威、Swami Dyananda氏は、ジョークを交えて会場を爆笑させる、とてもいけてるおじいさんでした。
Reiki w/Maa Gyaan
今回のフェスティバルで、Reiki レベルIIまで習得しました。とりあえずは自分や友達、友人にヒーリングエナジーを与えられるようになればと思ってます。セッション中は、与えている時も受けている時も、とても心静かになれます。常に感謝の気持ちで、深い呼吸。日常に役立つよい心構えも学びました。
Swami Yogananda
朝5時からのヨガクラスを担当していたSwami Yoganandaさん、102歳。毎朝、怒鳴っているような大声で、ためになる伝統的なヨガを教えてくれました。年齢を感じさせないパワーに、深く感心、そして、なんでそんなに怒鳴ってるの!?笑わずにはいられませんでした。体もよく動いて、どんな動きもかわいくて、ある日このオレンジの帽子で現れたときは、かわいい〜!とシャッターを押さずにはいられませんでした。
彼のしたお話の一つ。イギリスがインドにやってきたばかりのとき。ある白人男性が列車を降りると、何人かのポーターがよってきました。そのなかで一番年老いた男性が誰よりも力持ちで、4人分くらいの荷物をひょいと運びました。白人男性がその老人に年齢をきくと、167歳とのこと。信じられない!と白人男性は老人をイギリスに連れていき、さまざまな実験を行いました。聞くと、彼は貧しかったため、たまねぎしか食べていないとのことでした。(当時は5キロのたまねぎが、1パイサで買えたそうです。)そこで、お肉やお酒など、さまざまなものをあたえたら、すぐに亡くなったそうです。菜食の力のお話でした。1品だけというのも特殊ですが。
Dance Performance by Rishikumars
Rishikumarと呼ばれるアシュラムに住む少年達によるダンスパフォーマンスがありました。とっても踊りが上手で、女装でキュートに踊ったり、アクロバティックな技を披露してくれたり、最後は会場全体がディスコ状態の楽しい夜となりました。
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