平成24年9月4日火曜日

舞踏&ヨガワークショップを終えて


先週土曜日、自宅で2回目の舞踏&沖道ヨガワークショップを開催しました。

この日のテーマは、月と花と胎児でした。

まずはミーガンによる1時間半のヨガウォームアップ。
彼女の働くヨガスタジオから、長座布団をたくさん借りてきてくれて、床全体に敷き詰め、思う存分ごろごろ出来る状態に。
丹田の意識を保ちながら床をゆっくりと転がったり、パートナーワーク、マッサージ、音を使って様々な内臓に働きかける練習など。
動きと音ですっきりし、全身への意識も深まった。


お茶休憩をはさんで、舞踏へ。

まずは顔のエクササイズ。顔の筋肉をあらゆる方向にめいいっぱい動かす。

そして空間との出会い。スペースとアイラブユー。

立つ、歩く練習。

そのあと、「大野一雄の詩魂」より、大野一雄先生の言葉を読み上げました。一部を紹介します。



「舞踏は、自己が如何に生きるかという命題のもとに、
葛藤に葛藤を積み重ねる中から起き上がってくるイマジネーションを、
身体で如何に表現するかである。」

「踊ることは生きることと等価値である。
それは、母の胎内から生命が誕生するように、
自分の生命(いのち)から新たに誕生する生命を表現していくことではないか。
生命を誕生させるためには、自分の生命を削って誕生させるという絶対的な条件を通過しなければ、
新しい「生」の存在もまた表現し得ない。」

「母の胎内は宇宙の反映であり、その機能は宇宙の機能そのもの。
大宇宙から分ち与えられた小宇宙。
創造主と自然との繋がりは、 深淵から天体(コスモス)まで愛のつながりである。
芸術は、生ー愛ー魂ー死、その総てである。」



胎児へ。

まだ意志のない状態、静止から徐々に生まれる動き、転がり、キック、誕生、まだ立ち上がり歩くことが出来ない葛藤などを表現しました。



月。

まずは個々にマルを踊った。慶人先生が、「オノ・ヨーコさんはジョン・レノン氏が亡くなった時、悲嘆に暮れる中、マルを描き続け心を落ち着けた」というお話をしていた。マルにはそういう力があるとのこと。

集団の満月ダンス。


先生曰く「私たちは個でありながら、全体。全体を尊重しつつ自己を表現。
月はこの世に起こる全てを見ている。喜びの場にも、悲しみの場にも、平等に光を注ぐ。」そんな月を表現しようとつとめました。


花。
私たちは誰もが花。ありのままで美しい。うれしいときも悲しいときも。
人生の一番幸せな瞬間や悲しかった瞬間などを思い出して踊りました。


最後は、フリー。
「あなたの人生を踊ってください」とだけ言って、みんなに10分の即興をしてもらいました。


ミーガンのウォームダウン。
遊び心に満ちたグループワーク、そして足、肩のマッサージで、しっとり落ち着く。


今回もまたとても有意義で幸せな時間になった。前日の夜、食中毒で死ぬかと思って欠席を考えたと言う男性が弱りつつもやっぱり来てくれて、元気になったと感謝された。
 

最後にまたお茶。リンさんが持ってきてくれたとってもおいしい玄米のおにぎりをみんなでいただく。これが本当に素晴らしい。手が込んでて普通のおにぎりではない。今度教えて!と頼んでおいた。前夜食中毒で食べ物を見たくもなかった彼も、このときには食べられるようになってて、おいしいと喜んでた。

ミーガンとやるこのイベントは魔法がかかるように、みんなハッピーになる。主催の私たちはそれがとってもうれしく幸せです。

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