平成21年9月10日木曜日

農作業と温泉と映画


秩父の友人クリスさん宅に行ってきました。秩父の山奥で4日ほど過ごしました。

昼間は家庭菜園の収穫を手伝い、夜は映画と温泉。

山奥のお家で庭が広く、家庭菜園では、しそ、ミント、バジル、トマト、なすなどいろいろ作られていました。紫のしその葉を摘みながら、近くで見た時の美しさに感動。シルクのような光沢があり、深い紫から青、緑などのグラデーションになっています。
いつか、こういう生活も良いな、と思いました。


夜はさまざまな映像をみました。中でも、Albert Khanという20世紀初期の写真家を特集した外国のテレビ番組が素晴らしかったです。世界中を旅し、あらゆる国に写真家を派遣し、この惑星の記録を残そうとした写真家で、映像により国際理解と平和の道が開けると信じて活動した人でした。

日本人と親戚関係にあった人で、1900年代初頭の日本の動画もありました。本当に誰もが着物を着て、てこてこと街を歩いている様子をみて、うわあ、みんなお人形みたいにかわいいと思うと同時に、100年でここまで変わるとは、、、と、今とのあまりの違いに驚きました。
それに比べてインドはあまり変わっていません。サドゥの写真など、今でもこういう人たくさんいるし、と思い、古くからの文化がまだ色濃く残っているのを感じました。


世界中の民族をみながら、あぁ、それぞれ美しいな、と思いました。世界を見せられると、その多様性に頭が下がり、尊重したくなります。そして、戦争とか、他の人の邪魔をしないで、みんな幸せに暮らせたら良いなと思いました。淡々としながらも彼の写真には、そういう力がありました。

"Entheogen ~Awakening the Divine Within~"という映画もおもしろかったです。
様々な部族の踊りの映像がとてもパワフルで、音楽が人々を繋げるというメッセージが込められていました。

あと印象的だったのは、モンゴルのドキュメンタリー映画で、自分の赤ちゃんにおっぱいをあげるのを拒否し続けたラクダが、シャーマンの歌によって、ついにおっぱいをあげ、さらになんと、ぼろぼろ涙を流し始めました。そのラクダママ、どういう思いだったのかな。感動的で衝撃的な映像でした。


今週末の金曜から日曜、クリスさん宅で音楽家が集い、オープンセッションが開かれます。詳細はこちら

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