平成22年5月26日水曜日

クンバメーラ 動画


クンバメーラは、見た目だけでなく、動きや音もおもしろかったです。

ハリドワールの街中に広がるクンバメーラ会場は、まるでインド風のおとぎの国のようでした。

ガンガ沿いを歩いていると。。。







パチンコのようなテントが並び、こんなの聞いたことない!と吹き出してまうような、めちゃくちゃな音楽が流れていたり。。。



ナガババ達が住むキャンプの夕暮れのバジャン。Om Giri, Hari Giri, Somnath Giri Babaのテントで。

平成22年5月20日木曜日

World Music Afternoon & West End Carnivale


5月8日ブリズベンのShireというオープンカフェで、World Music Afternoonが開催されました。夕方4時から私のマントラで始まり、夜9時まで世界中のさまざまな音楽を楽しみました。


今回はNirvana Shatakamにピーターも参加してくれました。
Nirvana ShatakamはShankaracharyaによって書かれたニルヴァーナに関する詩です。肉体や思考など、物質のすべてを否定して、自分は無限の意識、純粋な自己である、と説きます。


Feridunによるトルコの歌と弦楽器Saz、Shenよるインドの太鼓タブラ、ピーターによるトランペット、サムによる尺八やバーンスリーなどの笛。


Tenzinによるチベットの歌。バンドTibet2timbuk2の曲を数曲披露。


Sudan人、Asimさんによるヴァイオリンと歌と口笛。口笛世界選手権のひとつのカテゴリーで一位になったそうです。



5月15日、West End CarnivaleがブリズベンのDavid Parkで開催されました。仮面着用、というのが、West End Carnivaleのきまりでした。マスクがなかったので、サリーで顔を覆うことに。フェスティバルのオープニングのマントラを唱えました。お昼の12時、日がかんかん照りで、日よけにちょうどよかったです。


マントラの後は、舞踏的歩行で去りました。


そのあとはTurkey2timbuk2。あれ、どこかで聞いたような響き。。Tibet2timbuk2のパクリであります!チベット人のTenzinにかわって、トルコ人Feridunがなんとかライダーのような仮装で、中東の切ないメロディを歌いました。


その後ものどかにフェスティバルは続いていきました。

平成22年5月19日水曜日

クンバメーラ さまざまな出会い


クンバメーラの奇妙でコミカルな魔法の世界は、なんとも言葉では表しがたいものがあります。どこでどんな出会いが、ハプニングが待っているかなど、全く予測不可能。神の意志に任せるのみ。

ある日クンバメーラで、素晴らしいタイミングで合流できた友人達と9人でレインボーギャザリングへ向かう途中、日が暮れたのでガンガ沿いのビーチで野宿することに。空は大きくて、星がたくさんでとてもきれいでした。この日は神様Ramの誕生日。Ramに捧げるバジャンをして楽しい夜を過ごしました。
次の日早朝、友人の声とみんなが起きる気配で目が覚める。

バッグが全部なくなってる!!!

9人分、巨大なバックパックや巨大なジャンベも含め、すっかり全て消えていました。
ギャグ?というくらいきれいになくなってます。

まるで物質への執着を放棄するための強烈な試練を与えられているよう。

「クンバメーラでサドゥになっちゃったぁー!」と誰かが言い、みんな笑い出す。
日本人サドゥを含む、物質への執着をけっこう超越しているタイプの人々の集まりは、「楽器は、くやし〜!」とは言っても、あきらめはいい。

でもひとり、バックパックに大金とラップトップ、カメラなどを入れていた友人がいて、彼がまわりを歩いて探したところ、数時間後、貴重品だけ抜かれた状態で、バッグや服や本などは砂だらけで見つかりました。

あとで聞いたところによると、クンバメーラなど巨大なフェスティバルには、ムンバイなど遠方の大都市からもプロの泥棒が集まるらしいです。だからその期間はムンバイは安全とか。。



去年から知り合いのOm Giri Baba。ヒマラヤの温泉地、Gangnaniに住んでいます。手足の長い優雅な身のこなしのババです。弟子が作ったルドラクシャでできた帽子をかぶって。てっぺんにはコブラも乗っている凝った作りです。



Om Giri Babaと同じテントに住む、ミルクしか飲まないババ。

ハリドワールのShivaraj Giri Baba。ガンガ沿いに住み、一日中訪ねてくるたくさんの巡礼者の前で、木に登ったり、リンガムアサナしたり、ヨガアサナをしたり、チラムを吸ったり、巡礼者を祝福したり。フルパワーナガババ。



そしていつの間にか、大量の観衆が囲む中、リンガムアサナの上に乗ったり、一緒にヨガアサナのパフォーマンスをしたり。。。



なんでこんなことになっているんだろう?わけがわからないけど、ただ自分のまわりに起きるおもしろおかしな出来事の連続を鑑賞していました。



このババ、110歳ということです。。。


小人のババと。とても親切に道案内してくれたのが出会いでした。



ハリドワールの街にもたくさん登場する日本人女性サドゥ、ヨグマタ、相川圭子さん。




ガンガ沿いで演奏していた素晴らしい音楽隊。数曲エクタールを一緒に弾かせてもらいました。



ヨグマタのグル、ケーキを食するパイロットババ。謁見に行ったところ、ババに裏で待つよう言われ、待ったら、この女性のバースディパーティでした。幸せな楽しい夜が待っていました。



シャンデリアの赤い丸い部屋で。期間限定のテントだとは信じがたい豪華な空間です。別次元のクンバメーラ体験でした。



ガンガ沿いに住む女性サドゥ、Maya Giri。バジャンで恍惚状態。果物の振る舞いに女性らしい気遣いがあり素敵でした。

平成22年5月12日水曜日

新月大沐浴 女サドゥの行進


3月15日、大沐浴当日の朝、日本人の友人達が泊まっているHari Giri Babaのテントを訪ねる。みんなもうすぐ始まるパレードでせわしない雰囲気。パレードに参加を試みるか、それともただ見物するか?そんな話をしている。え?参加も出来るんだ、初耳。。見物することしか考えてなかった。するとまもなくババのアイデアで、私と友人メイコちゃんが、女サドゥキャンプへ連れて行かれることに。。。


女サドゥキャンプに到着するとすぐ、着ているものを脱ぐように言われる。正式な袈裟を着させられ、顔や体に灰を塗られました。そして、どうやら女サドゥとしてパレードに参加する流れらしい、、ということに気づき始める。私とメイコちゃんが手をつないで歩くよう言われ、出発。聖域は裸足が原則。太陽が照りつける中、裸足で、ただ流れについて歩き始めました。

両サイドを膨大な数の見物客が見守り、行進してくるサドゥ達を拝みます。見物に来たつもりが、インド人に見物される側になっている。。

途中アメリカ人女性から、シリアスなインタビューを受けたりもしました。なぜサドゥの道を選んだのか、などなど、根掘り葉掘りいろいろ聞かれる。
道は人で埋め尽くされ、動きがとれなくなることもしばしば。。。



同じテントに泊まっていてよく遊んだかわいい女の子サドゥ。(カメラがお気に入りで、写真を撮りたがったので、Photo GalleryのKumbha Melaアルバムの中には、彼女が撮影したものも少しあります。)

サドゥ社会に詳しいアメリカ人女性と知り合いになり、初めてのクンバメーラだと言ったら、初めてでパレードに参加できるなんてすごくラッキーよ、と言われました。


Hara Hara Mahadev! と、とても勢いある声をかけていた、小さくてすごくパワフルなおばさんサドゥ。

延々続く女サドゥの行列。炎天下、裸足で時々現れる路上の水道の水をがむ飲みしながら、4時間くらい歩いた後、Hari Ki Puriのガートに到着。

沐浴するババ達。

クンバメーラでの沐浴は、罪を洗い流す力が特に強いと言われています。ハリドワールのガンジス川は流れが速く、流されそうになりました。中には、実際流された人もいたそうです。。。

沐浴したら、また歩いてもとの道を戻りました。。。1日ひたすら歩きました。



お寺に始まり、お寺に終わります。沐浴の後もMayadevi Mandirへ。Kali、Taraなど、10の女神に祈りました。

For more photos, please visit Photos.

平成22年5月11日火曜日

クンバメーラ解禁!


今年1月から4月までハリドワールで開催されたサドゥの集会、クンバメーラに行ってきました。世界最大規模のフェスティバルということで、ハリドワールの街中が会場となり、何万という数のテントが張られ、インド中から結集したサドゥ達とサドゥ志望のインド人や外国人、そして世界中から観光客が訪れます。リシケシとハリドワールを行ったり来たりしながら、結局3回行ってきました。

毎月新月と満月には集団大沐浴が行われます。3月15日の新月の大沐浴に合わせて行きました。
朝リシケシからハリドワールへ。バスを降り、友人に勧められた滞在場所を目指して、歩き始める。この日は、大沐浴の前日。すごい人で、リクシャーなどもつかまらない。ひたすら歩いてもいっこうに着かず、会場の広さを痛感。炎天下を2時間以上歩いてやっと到着。でもそこはサドゥの住んでいるところに遠いので、即場所変更。元来た道を戻り、また2時間くらい歩いてババ達の住む、ジュナカーラに夕方到着。

テントに迷い込むとすぐ、ヴァラナシの知り合いのババに出会う。体中にマーラーをまいた眼鏡のババ。シヴァラトリのときに強烈な儀式をしていました。

広い敷地にたくさんのテントが並び、全裸で全身に灰を塗ったババがたくさんたむろっています。ババ博覧会のようです。


友人たっきょくんの知り合いのババ、Bishambarのところへ。若いのに人望のあるババ。写真手前の女の子サドゥと、3歳のおてんば娘のいる、なごむテント。


ご近所のナガババ。シヴァのドラム、ダマルーを演奏中。


何年も手を上げたままのババ。


翌日、大沐浴当日。。。


朝5時半、じゃんじゃんじゃんじゃん!!!!!!!
何事!?と飛び起きるようなけたたましい音で、お寺のプージャが始まります。いきなりこのぶっとびっぷり、朝からテンション高い!これはおもしろいことになりそう、と外に出ると、全裸に灰を塗ったババが長い棒を振り回して踊っています。


お花でおめかししてお寺へ。


ジュナカーラのハートのお寺、Mayadevi Mandir。早朝6時のお寺境内の様子。写真左の二人組のババは、ひとりがもうひとりのあそこを、びんびんびーん!!!!と引っ張っていました。爆笑してしまいました。


警備にあたるババも衣装がキマッてます。


お寺に集合したら夜明けとともに猛烈な勢いでガンガに走っていって沐浴する、という話をどこかからか聞いていたので、いつ始まるんだろう!?とそわそわしていたのに、あれれ、何も始まらない。ゆるーく時間は流れます。まわりのババにきくと、沐浴は、9時か10時くらいとのこと。


とりあえずチャイの準備。


スクーターがきまってる足の小さいババ。


ババ的乗馬法(?)


お寺の前の通りは徐々にせわしなくなっていきます。


子供ババも、シヴァ神をたたえ、Hara Hara Mahadev!と、大きなかけ声をかけます。いよいよパレードと沐浴が始まろうとしています。。。つづく。


平成22年5月10日月曜日

Rishkesh temples


この前ダルマさんと “血のしたたるようなお寺” の話をしていました。今回のインドでは、美しく力強いドゥルガー像によく出会いました。中でも、ヨガフェスティバル中住んでいたParmarth Niketan Ashramのお寺のなかにあるドゥルガーがとてもパワフルで、最もよく見に行きました。その女神は等身大で、目が本当に見ているようでした。「手のひらからビームが出る」とShambhaviさんは言っていました。


ドゥルガーの化身、Prachanda Chandika。TapovanにあるAnanda Prakash Ashramで早朝のヨガクラスを受けた後、Laxman Jhulaを散歩していたら、ガンガ沿いの大きなお寺で出会いました。玉のような輝く表情に惹かれる。


"In the kind words of the ancients, You are Durga who removes all difficulties,
In the words of those who came later, You are Prachanda Chandi the most beloved."

- Yogini Shambhavi



ヨガフェスティバルが終わった次の日、アシュラム裏の道を歩いていたら、去年レインボーギャザリングやリシケシで遊んだ友人ピッピ君に再会。そしたらスー フィーカタックのあみさんにも今年デリーぶりの再会。どんどん増えたたくさんの日本人の友人達と、山の向こうのNeel Kanth(ニール・カント)というシヴァ寺院に行ってきました。リシケシから徒歩で4時間、ジープで1時間の距離です。


シヴァ寺院よりさらに山を少し登ったところにある、ハヌマン寺院。最も平和を感じる、天空のお城のようなお寺。


この聖火を焚くところを、お寺に住むババが掃除している姿が、美しく感動的でした。そこに友人達がシンギングボールとチャンティングのきれいなハーモニーを添えてくれました。


夕日を眺めつつ、ゆっくり山を下ってリシケシに戻りました。夕日と下を流れるガンジス河。