帰国して1週間が経ちました。海のすぐ近くに住んでいるけれど、なんだか梅雨の逆戻りのようなお天気で、海で遊ぶタイミングを逃し続けています。今日こそ!と思っていたら、この雨。。。だから部屋で一人遊びをしています。インドとオーストラリアの写真を整理しながら、思い出に浸っていました。大量の写真を撮ったけれど、インドはさまざまな出来事が起こりすぎるため公開したのはほんの一部で、共有したい旅話はまだまだあります。そこで、今日はインドのプシュカルに逆戻りしようかと思います。
プシュカルは、インドのラジャスターンにあるヒンドゥー教の聖地で、プシュカル湖を中心にひろがります。また、創造の神、ブラフマーを祀った寺院がある世界で唯一の土地です。ブラフマーはヒンドゥー教の三大神の一人で、あとの二人、ヴィシュヌとシヴァは数えきれないほどのお寺が造られているにもかかわらず、なぜブラフマーはひとつだけなのでしょう?それにはある面白い逸話が。。。
ブラフマーがある儀式を行う際に、妻であるサヴィトリを隣に座らせるため、息子に彼女を呼んで来るように言いました。でも息子の間違ったはからいにより、サヴィトリは遅れてくることになります。でも儀式は定刻に始めなければなりません。そこで、そのへんにいた娘を連れてきてガヤトリと名付け、妻の代わりに隣に座らせて儀式を始めました。そして、後に現れたサヴィトリは激怒します!呪いをかけて、ブラフマーを老人にし、プシュカル以外の場所で崇拝されることがないようにしたそうです。けっこう激しいですね!でも人間味があって好きです。
サヴィトリ寺院は、ブラフマー寺院のうらの高い丘の上にあります。私が今まで訪れたお寺の中でももっともパワフルだと感じた場所の一つです。40分くらいかけて長い階段を上り、頂上まで行き着くと、そこは別世界。プシュカルの街全体を見下ろす素晴らしい眺めと、澄んだ空気が心を洗います。中には、サヴィトリとサラスワティなどがまつられています。入ったとたん、深々と頭を下げたくなるような、静かだけれど強烈な感覚を味わいました。サヴィトリの名前が出てくる、ガヤトリマントラを心の中で何回も唱えていました。(ガヤトリとサヴィトリは実は同一人物との説もあります。)深い感謝と畏敬の念を覚え、お寺に対して心から寄付をしたいと初めて思いました。私にできる小さなこととして、また、このエネルギーを持って帰りたいという思いから、お寺グッズをいろいろ買いました。
プシュカル湖をはさんで対角線状にある丘の上に、ガヤトリ寺院があります。
浮かれ気分で山を下り終わると、なんと買って1ヶ月の日本製カメラが壊れました!パワースポットでは電化製品が故障しやすいっていうアレですか!?びっくり。でもまあしょうがない。。。帰国した後も保証はきくし、不便だったけど、すべては完璧なのですよね。。。
1 件のコメント:
ゆきちゃん、ありがとう! 素敵な写真。 1996年にプシュカルへ行った時を思い出した。また行きたい!
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