平成22年9月18日土曜日

ナガババと舞踏の共通点


ナガババは、インドのシヴァ信奉者。放浪僧。

舞踏は、日本が生んだ魂の踊り。

二つの文化に接する中で、その二つに共通することが多いのに気づいた。もちろん両方とも他にもさまざまな側面を持つけど。

見た目は、ナガババは腰布1枚、または全裸。死者の灰を全身に塗る。
舞踏は、様々な衣装だけど、白塗りは多く、全裸に近い格好もよくある。

ナガババは火葬場で瞑想する。夜通し「死」に瞑想し、星の下で宇宙と繋がる。
舞踏は、幽霊ダンスとも言われることもあった。死をテーマにした踊りも多い。生と死、天と地、光と闇に繋がる。肉体の宇宙。

ナガババもダンスする。Shiva Tandava, Dance of Shiva.

シヴァは、ダンスの王、Shiva Nataraja, Cosmic Dancer.



写真:大野一雄、睡蓮、
1987. 愛を求めて荒れ野を彷徨う死者。

Photo: Kazuo Ohno, Water Lilies, 1987. Photograph by Nourit Masson-Sekine. “Steps of the dead carrying love, bewilderment of the dead searching for love.”
(『History of Our World』Butoh/Shades of Darkness )

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