背中。背中で踊る。背中で語る。前面では演じられても、背中は正直。舞踏は背面ダンスでもある。先生に傘の先で強くぐりぐりと背中を押され、背中の目の意識を埋め込まれた。
歩く。色々な人生がある。色々な歩き方がある。全員、研究所にあるハイヒールをはいて、歩き方を意識。久しぶりにはくピンヒールに、足が良い緊張と刺激を得る。
帽子を被って。天を意識。大きなふちの黒い帽子を選んだ。ハイヒールに帽子。いつもと違う気分。
祈り。今チリでは地下700メートルに埋まっている人たちがいる。同じ大地に立って踊っているということを忘れてはならない。一度目を踊った後、「簡単に祈っちゃいけませんよ。」と先生。この一言でがらっとみんなの踊りが変わった。2回目は先生も満足。
終わった後、先生のアイデアで、10月5日の先生の公演でこの日来た研究生数名が踊ることに。今日被った帽子をおうちに持ってかえるよう言われる。というわけで、私も5日の横浜のBankARTで先生の後ろでちょっと踊ります。『アヴァンギャルド少女』と名付けられた、舞台美術展です。突然の出演決定にびっくり、そして非常に光栄です。
さらに、先生が、10月3日の楽道庵での私のコンサートに来てくださるとのこと。すごく嬉しいです。良い緊張感を感じ、さらにやる気がでます。本当に生徒思いの素晴らしい方です。
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