平成21年8月31日月曜日

色々なヒーリング


昨日マントラ講座のあと、参加者でヒーラーのUmaさんより、Zenith Omega Healingを体験させてもらいました。

光の波動を使って、その人に必要な色を体の中に入れていくというものだそうです。

受ける側は、椅子に座って目を閉じます。あとはまわりを彼女が動きながら、体のいろいろな部位に軽く触れて、波動=色、を入れていきます。

始まってまもなく、彼女が私のまわりを動いていくのはわかるんですが、彼女以外にもやたらたくさん動いているような、、、竜巻、というほど激しいものではないのですが、まわり全体を何かに囲まれ、それがせわしなく動いているような感覚を感じました。彼女のタッチが始まってからは、だんだん落ち着いていきました。

施術直後、そのことを話すと、彼女は、わかりました〜?という感じで笑いながら、実は、小さな宇宙人がたくさんまわりにきて手伝ってくれるのだと言っていました。私以外にもたくさん動いている感じがしたでしょう、と。彼らの存在に気づく人は珍しい、とも言われました。やはり、宇宙から来た者、仲間の存在に気づいたか!?

終わった後は、自然と深い瞑想に入ることができました。夜は、とーってもよく眠れました。

平成21年8月30日日曜日

大往生

今日103歳の祖母が亡くなりました。
朝の鎌倉ビーチヨガ、マントラ連続講座も今日無事終了。マントラ講座の直前に訃報を知りました。

今回のマントラ講座で、バガヴァド・ギーターの引用を全4回にわたり取り上げました。
魂は永遠である、ということをうたった部分で、ヴァラナシ在住の僧侶ダルマ・ダースさんに教えてもらいました。
インドでは、肉体を失った直後の魂を鎮める歌として、お葬式で歌われるそうです。以下が訳です。



魂は武器では切れないし、火で焼いたり、水に濡らしたり、風で乾かしたりはできない。


この世で、魂は子供、大人さらに老人の肉体を次々に体験していく。
同じように、この世を去ると、魂はまた新しい肉体に住処を移す。賢者はそうしたことに心を乱されることはない。

魂に誕生も消滅もない。この世に一度出現し、それから消滅するのは魂ではない。
魂は不生、永遠、不滅であって、最初からここにある。肉体が壊れても、魂は死滅しない。

人が古い衣を捨て、替わりに新しい衣を身につけるように、魂は古い肉体から抜け出て、新しい肉体をまとう。



今日で全4編終了し、全員で歌いました。祖母に捧げる追悼歌になるとは。。。タイミングが完璧すぎでした。

祖母とは、うつくしい思い出がたくさん。悲しみよりも、ありがとうという気持ちで少し涙が出ました。
とてもかわいがってもらって、本人もみんなから愛された幸せな人でした。103歳、よく生きた!

平成21年8月29日土曜日

映画『ZEITGEIST』もう見ましたか?


ZEITGEIST、というドイツ語、時代精神、と日本語で訳されています。
2年前に第1作目、去年第2作目が公開され、隠された真実を暴き、世界を変えるムーブメントと化しています。
戦争や貧困など、今の社会や体制に疑問がある人もない人も、ぜひ見てみてください。
驚き、そして、考えさせられます。

ZEITGEIST:PART1   キリスト教の誤解
ZEITGEIST:PART2   9.11の真相
ZEITGEIST:PART3   金融制度の策謀
ZEITGEIST ADDENDUM  続き、解決策の提案

平成21年8月28日金曜日

がんこ祭り!


今週、海の家ASIAで、がんこ祭りが開催されました。頑固者が集まる祭り、ではなくて、がんこ本舗という茅ヶ崎にある、環境に優しい洗剤や、鼻笛(鼻息で吹く笛)ほか、おもしろい楽器を発明している会社(っぽくない会社)の毎年恒例のお祭りです。

昼間からさまざまな楽器による音楽を楽しみ、夕方からはバーベキューもふるまわれました。
ウクレレ、スイスの金属太鼓ハング、ハープ弾き語りなど優しいアコースティック音楽から、夜はジャズから、ベリーダンス、そしてみんな踊りだすダンスパーティへ。子供も踊り、おばさんも踊る、とても楽しいイベントでした。

私がよく行く鎌倉の雑貨屋&カフェ Jentecoや、世界の貧困者層を救うオーガニックコットンパンツ、Pants to Povertyもお店を出していました。南アフリカのHIV撲滅を目指す、コンドームポケット付きパンツなども作っているそうです。

そしてお客さんのなかには、優雅にバルコニーに腰掛ける、俳優の三國連太郎さんも。
途中一度家に帰ったとき母に言うと、母も即、海の家へ。お話できてとても喜んでいました。

鎌倉でアユルヴェーダマッサージをしている佳子ちゃんという友達に久しぶりに会い、オレンジ色の低い三日月を見ながら、砂浜に寝転がり語る。夢も葛藤も包み隠さず話せる機会、宝物です。
彼女は今年、菜食の人もそうでない人も一緒に楽しく食事が出来るようにという願いをこめ、鎌倉ベジカルチャーマップという、菜食可能レストランをまとめた地図を作りました。鎌倉観光局をはじめ、多くのお店に置かれています。素晴らしい仕事!ぜひチェックしてみてください。

平成21年8月26日水曜日

非連続の連続

今日の舞踏のお稽古。

普通ダンススタジオは鏡張りのところが多い。でもこのスタジオには鏡がない。ではどうやって自分の姿を知るか?
歩きながら、ゆっくり前から手を上げ、横からおろしていく。
この動作をする中で、自分の動きを徹底的に見つめる。ただ無意識に線を描くのではなく、一瞬一瞬の形を見つめる。
こうして、鏡なしに自分の姿を知る。
バタイユは、『非連続の連続』と言った。日常は、一瞬の連続。
今この瞬間に存在することの大切さを説くあらゆるスピリチュアルプラクティスの教えを体で実践するような練習でした。

ロダンの『抱擁』を見て、空間と抱擁。空間には何もないのではない、何かがある。
空間にそっと触れ、抱きしめ、ときに口づける。

花。花の美しさを踊るのではなく、美しい花、そのものになる。ヨガ的に言うと、瞑想の対象物との一体化。

大地から伸び、まっすぐ太陽に向かって伸びる花のように、中心軸を通し、頭頂は天に繋がり、足下は地に繋がる。
頭のてっぺんで切れてしまっていては、まったく違ってしまう。
天と地に繋がるということ。それは、光と闇の両方を持つ、生と死の両方を持つ、ということ。

今日は、『死の灰』という写真集を見ながら、悲しみの花を踊りました。広島、アウシュビッツなどに花を捧げました。
花を運ぶのではなく、花が先に動いて、それについて行く。“自分”が動いているのではない。

先生が小学校で教えた時の話。
‘’花は、太陽にありがとう、大地にありがとうと言って咲くんだよ”
感謝の気持ちの大切さ。それをもつ人こそ強い。
ありがとう、と咲く花を踊りました。

平成21年8月25日火曜日

百匹の水牛


写真は、インド、ヴァラナシのガンジス河で沐浴する水牛達。

先週からの風邪、咳にきました。声は枯れたまま、乾いた咳が続くつらい状況です。歌うこともままならず、本を読んでいることが多いです。

先日亡くなったサロードの巨匠、Ali Akbar Khan監修の『Classical Music of North India』という本を呼んでいました。

そして、私が現在インドで学んでいる声楽、ドゥルパドについて書かれた部分へ。

"He who has the strength of one hundred water baffaloes, let him sing dhrupad" -Traditional Saying

“百匹の水牛の力を持つ者に、ドゥルパドを歌わせよう” というのが、昔からの言われであるとのこと。
すんごい力だなあ。。。う〜ん、風邪の治りきっていない今の私に歌える訳がない。。。早く練習に復帰できることを願うばかり。

そういえば、とヴァラナシで水牛に追いかけられたことを思い出す。夜、ガンジス河沿いを友人と歩いていたら、後ろを歩いていた水牛が、突然全速力でこっちに向かって走ってきた!え〜っ!!!こっちも全速力で逃げるしかない。とにかく一心不乱で走り、途中見つけた小さなお寺の脇へ入る。息を切らせながら、おそるおそる水牛のほうを見ると、やつは、そのまま直線で走り去って行った。。。

これも今となっては笑い話ですが。

あと、たまにインドで水牛同士の喧嘩を見ました。私がいつも滞在するエリア、ヴァラナシのアッシィでの喧嘩はすごかった。
ある日、いつものように歌のレッスンから宿へと戻る途中、直径30メートルくらいの円形の観衆が取り囲む中、道路一帯が、牛対牛の闘牛場と化していました。どういう事情があってか知りませんが、本気で戦う真っ黒の2匹の水牛達。
頭突き、体当たりを繰り返し、路上に泊めてあるバイクなどはなぎ倒しにされ、車の上にも乗り上げちゃった り、もう誰も彼らを止めることはできません。いつどこに水牛達がなだれこんでくるかわからないので、見ている方も危険です。一部観衆は大興奮。でも、危険だし、血などもでていて見ていて辛いし、、、でも気が済むまで彼らは戦うしかないのでしょう、私はそっとその場を去りました。

と、水牛の思い出に浸る。
でも彼ら、いつもは、とーっても穏やかです。追いかけてくるなんて特にまれです。普段は怖がる必要など全くありません。

ドゥルパドに話を戻すとして、今年ドゥルパド歌手Uday Bhawarkarのコンサートに行きましたが、彼はほんとに凄かった!一つ一つの音の丁寧さ、美しさに加え、とんでもなく長い息!!!これは、百匹の水牛の力、なのかもしれない。あんなに長く音を伸ば せる人、初めて聴きました。その技を披露するたびに、観客からは、拍手歓声と、ワァ〜、、、という溜め息が漏れていました。そして彼は、常に仏陀のような微笑みを浮かべ、仏様のような、非常に上品な人でした。音楽も精神修業として極めると、こうなれるのかな。素晴らしい見本、目標です。

秋は、 サンギート・メーラの季節。サンギート・メーラは、年に一度、秋の満月の夜に岐阜で開催されるオールナイトのインド古典音楽と舞踊の祭典です。今年も行きます!とても充実した内容で、日本中の才能あるインド古典音楽家、舞踊家に加え、インドなど世界からもゲストが呼ばれます。今年は、10月3、4日。
南インド在住の私のドゥルパド最初のレッスンの先生、そして今のグルジを紹介してくれた、まりこさん(インド名Shree)も出演します。久しぶりに彼女の美しい歌声を聴けるのが楽しみです♪

平成21年8月24日月曜日

今年最後です☆フルムーンビーチヨガ


Full Moon Beach Yoga
9/4 , 8~9pm

Zaimokuza Beach, Kamakura


夜の海で、満月に祈りを捧げます。
    波の音、月の光に包まれながら、ゆったりと味わうヨガ。   
月の礼拝、マントラ、and more...


日時:9月4日(金)午後8時〜9時

場所:材木座海岸(海水浴場入り口から右。海の家Day Dreamer's Deck横。)

*公共交通ーJR横須賀線鎌倉駅から徒歩20分、または、東口ロータリー正面、京急バス『小坪経由逗子駅行き』(鎌40番)材木座下車
*車ー横浜横須賀道路「朝比奈」インター下車、R134「滑川交差点」より2分(駐車場:県営材木座駐車場、海浜組合駐車場)

参加費:2000円

動きやすい格好でお越し下さい。マットかシートなど、敷くものを各自ご用意ください。  ※雨天、強風中止

質問、予約:privateyoga@gmail.com


************月にまつわるお話*************

満月のヨガ
ハ タ・ヨーガで行われている行に「月の礼拝」がある。これは、満月の4日前から、月の光の下で月に向かって礼拝をするというものである。月の光を全身で 浴び呼吸する月光浴と月の礼拝を一緒に行えば、身も心も大変安らぎ、何とも言えない心地よさに包まれ、リラックス状態がおとずれるという。

満月の夜に行われる祭り
イ ンドにチャンドラという王がいた。月という意味の名を 持つこの王は、インドの南西部に「黄金の1000年王国」を築いた。チャンドラ王朝では10月の満月の夜、「アフアの花祭り」という月を讃える祭りを行っ ていた。アフアとは大変大きな木の名前で、美しい白い花を咲かせる。この花は月の光の下では、薄いピンク色に見えるという。そのアフアの花から酒をつく り、満月の夜に願い事をかけながら飲むと、その願いがかなうと信じられているのである。

平成21年8月23日日曜日

太陽の水


3日前に熱を出してから、よく寝てました。たくさん寝ると夢をよく見ます。奇妙な夢や不快な夢などを見ていました。でも今朝の夢は、気持ちのよいもので、とても爽快な気分で目を覚ましました。あ、流れが変わったな、と直感し、病気の回復を確信した朝でした。

日曜日は、いつもの、朝はビーチヨガ、午後はマントラ講座。それぞれのこりあと1回。もっと続けたい気持ちです。
実は、夏ももうすぐ終わりだな〜、と気づき、しみじみ。

今日マントラ講座でキャメロンに会うと、鎌倉でタオヨガを教えているジェシーさんがこの前教えてくれた、水をおいしくする方法を早速試していました。一口もらったら、本当においしかった!私も早く試してみよう。

Sun Waterと彼が呼ぶその水は、その名の通り、太陽光に当てた水。
ガラスの容器(プラスチックではダメです)に、水を入れ日光に3日ほどさらします。それだけで味が変わって、断然おいしくなるようです。

平成21年8月19日水曜日

ヨガと社交の日


今日は、Sun and Moon Yogaで教えていた時に知り合った、みなこさんによるチベタンハートヨガのクラスを受けてきました。トレーニングの一環としてクラスを教えるという宿題があるということで、鎌倉近辺のヨガ教師仲間で集まり、彼女のクラスを受けました。

チベタンハートヨガはその名の通り、チベットから来た、ハートを開くヨガ。
ヴィジュアリゼーションによる瞑想、スピリチュアルな教えがふんだんに含まれたクラスでした。自分のまわりで今苦しんでいる誰かに捧げる、という心持ちでヨガをしました。

ヨガのあとは、麻心でランチ。ベジタブルランチプレートをいただきました。みなこさんが最近習ったというタオヨガの練習を教えてくれた。食べる前に、口を閉じた状態で、下を左右に大きく8回転ずつ。そうすると味覚が鋭くなり、よりおいしく食べられるのだそう。やってみたらかなり舌が疲れた!

ランチの後は、由比ケ浜のビーチへ。
そこにタオヨガのジェシーさんが通りかかる。ランチでタオヨガの話題が出てきたら、本元が登場。チベタンハートヨガのみなこさん、アシュタンガヨガのキャメロン、ナダヨガの私、様々なスタイルのヨギ、ヨギニ達で、砂浜に座っておしゃべり。中国、チベット、インド、スピリチュアリティをアジアの様々な視点から見ることができた。カルマのこと、食事のこと、瞑想、などなどなど、無限につづく。。。3時間以上に渡る有意義な会話を楽しむ。

夜は大町会館で自分のクラスを教えました。喉の調子は朝より悪化!声ががらがらに。。。それが少し悔やまれたけど、それでも満ち足りた幸せな気持ちでクラスを終えました。マントラの音の力、そして参加者のみなさんの受け入れてくれる優しさのおかげかな。

喉へ


今日も舞踏のお稽古へ。早めに行って少しヨガをしようと約40分前に到着するように家を出る。
ところが、相鉄線、またしても人身事故。複雑な溜め息がもれる。

15分前に到着。誰もいないお稽古場に、インド古典音楽が流れていた。切ないシタールに響きにうっとりしつつ、一人ヨガをする。この場が深く体に入る舞踏エネルギーに満ちているからか、短時間でも中身の濃い練習ができる気がする。

今日は他にやる人がいなかったので私が通訳をした。いつもヨガ関連でやるときは、英語から日本語だけど、ここでは、日本語から英語。ちょっと勝手が違うけど、詩のような言葉を訳すので、文法などに気をもむ必要はあまりない。

まずは、空間に触れること、から。
あらゆる空間に触れて、全空間に広がり、全空間を体の中に取り込む。

次は、点になる。
土方巽は、何かが、上から下から、前から後ろから、あらゆる方向から私を見ている、と言った。そして、私は点になる、と。

瞑想中に、内へ、内へ、と入っていくと、逆に広大な空間を感じる。小さくなっていったようで、大きくなっている。点になって、全空間になって。そんなことを思った。

一人一人に針と糸が配られた。糸通しダンス。
針に糸を通しながら歩く。針に糸を通すという、苛立ちを伴うような動きで、人生の葛藤を表現。
そして、そのあと糸通しに自由な踊りを織り交ぜる。自由とは何か?本当の自由は制限のあとにこそ体験できるもの。

ティッシュで、花を作る。
自分の内側の繊細な花をそっと咲かせるように。ただ動くのではなく、内側から湧き出る動き。
360度観客に囲まれていると想像し、どこから見ても花になるように踊る。

薔薇の造花をもって、空間に生け花。
まず3つの主流派の説明。池坊は、仏様に捧げる大きな花。小原は、家庭に飾る小さな花。草月は、線と塊と色を重視。
それぞれの特徴を自由に織り交ぜつつ、空間に花を生けた。

今日は、全く深く無意識の海にダイブできなかった。思考を止めて、体の内側の感覚に導かれる、ということはほぼ起きなかった。
そんな日もある。

風邪から約3日。鼻水は、徐々に啖へと以降。喉に絡まるので今日1日ゲホゲホしてたら、喉に少しの痛み、そして声が枯れてきた!これは大変!明日のマントラクラスの予約が入っているにも関わらず。。。声を使う仕事をする者としての自覚の低さを反省いたす。

再び、『The Complete Book of Ayurvedic Home Remedies』を参照。Sore Throatの項目へ。
熱すぎないお湯1カップに、ウコンと塩をハーフティースプーン、これでうがいが一番とあった。早速試す。うん、楽になったかも、すごい!
これで少し安心して寝床につける。

平成21年8月16日日曜日

夏風邪

お盆に親戚の子供達が遊びにきて、夜寝ているとき、『ねえ、ゆきちゃん、暑い。。』とかわいい女の子に言われたら、クーラーをつけないわけにいきません。そして風邪をひきました。微熱と大量の鼻水を久しぶりに体験。

暑い中、ショウガ湯を飲んだり、ジャラ・ネティで鼻を塩水でクリアにしたり。
ジャラネティは、ネティポットという、きゅうすみたいなものに暖かい塩水を入れて、その先の部分を片方の鼻の穴に突っ込んで、もう一方の鼻の穴から出す、という鼻の洗浄法です。見慣れない人にとっては、なんとも奇妙な姿です。でも、これで非常にスッキリ!鼻が詰まっているときこそ、その知恵の恩恵が身に沁みました。

めったに体を壊すことのない私ですが、これをいい機会に、他に何ができるだろうとヨガやアーユルヴェーダの本を引っ張りだして、風邪の項目を読みました。

『Asana Pranayama Mudra Bandha』(Swami Satyananda Saraswati著)によると、風邪または咳という項目に、アサナでは、太陽礼拝、リラックスするような練習、またSimhasama(ライオンポーズ)が特におすすめとありました。Simhasanaはここでは、舌を突き出すライオンではなく、その前の段階を指しています。正座で膝を約90度に開き、両手は指を体の方に向けて膝の間に置きます。腕、背筋を伸ばして、頭を後ろに倒し、目を閉じて視線は眉間へ。そしてリラックス。このポーズ、少し病気でもとても気持ちよかったです。


クリヤでは、ジャラ・ネティ、ほかには大量の塩水を飲んで胃を洗浄する方法でした。この洗浄法、インドでやりましたが、やった後、げっそり。。。その後1日何もできなくなってしまうくらい疲労したので、これは今はいいやということに。

避けるべきものは、乳製品、米、動物性食品。

『Light on Yoga』(B.K.S. Iyengar著)によると、頭立ち、肩立ち、立位前屈、座位前屈、その他、両足を頭の後ろにかけるポーズなど。
ウージャイ呼吸、吸った後に呼吸を止めることもすすめられていました。
頭立ちは、鼻の付近に圧迫感を感じましたが、肩立ちは気持ちよくできました。

『The Complete Book of Ayurvedic Home Remedies』(Vasant Lad著)によると、やはり、風邪にはショウガ!とのことでした。

ショウガ、シナモン、レモングラスのお茶や、ショウガ、シナモン、カルダモンのお茶のレシピがのっていました。う〜ん、どれもおいしそう。でも残念ながら今日は材料が不足していたので、大好きないつものショウガとレモンと蜂蜜のお茶を作って飲みました。

ほかには、ビタミンCを摂ること、朝夜にギーを両鼻に垂らすこと、お湯を飲むこと、乳製品は絶対に避けること、よく休むこと、運動はマイルドなものにとどめること(太陽礼拝、頭立ちや肩立ちを短時間、座位前屈など)、呼吸法は火の呼吸、呼吸を止めずに行う交互の方鼻呼吸法などでした。


今朝は、かんかん照りの太陽のもと、ビーチヨガを楽しみました!あれだけの熱をあびると、風邪も吹き飛んでいくようでした。

午後は、マントラ連続講座、第2回目。
行く前にひとり部屋でマントラを唱えるも、まだ風邪気味、やはり声にいつものパワーはない。。。
歌うときってほんとにエネルギーを使うなあ、と改めて実感。だから、歌ったあとはあんなにおなかが空くのね。
それでも今日も楽しく講座をやらせていただきました。仕事はほんとに喜びであります。

平成21年8月12日水曜日

限界で咲く花

今日の舞踏のお稽古。ダンスレッスンを超えた、ライフレッスンです。

内を見る目。

空間に触れる。

変化する体。綿を引き延ばしながら感じる固い体、ふわっと綿がちぎれる時の柔らかい体。

満月を踊る。空間というキャンバスに描く大きな満月。
手の中に宇宙がある。体の中に全てがある。

手について。
指先に無意識ではいけない。遠い客席の観客まで届くようなまっすぐな指先。
実際に、高い木に向かって指を伸ばしてみる。実際に体で感覚を覚えてこそ、舞台の上での動きがリアルになる。
道端に咲く美しい花に出会ったら、立ち止まって愛でる。

手だけにスポットライトを当てられたつもりで、手で踊る。

もし今、全裸だったら?? 手は、どうよ!と前に出ず(一部例外を除いて♥)、体を隠すように内に向く。“秘すれば花” です。

手で薔薇の花を踊りました。腕から伸びる薔薇。腕は茎、手は花。

花と端。花は、先端に咲く。枝の先に咲く。手に咲く花も、頭頂に咲く花も。
端はエッジ、限界。自分の限界の踊りへ。

ピナ・バウシュという偉大なダンサーが今年亡くなりました。彼女と先生が抱擁している写真で、まるで彼女は、『もう、私、生きられない』って言っているみたい、と先生は言いました。まるで自分の死を知っているかのような悲しい表情をしていると。

世の中には、そういう淵、限界に立っている人が大勢いる。観客の中にそんな人がいたら?そんな人に届くような踊りをしてみなさい、と。皆、自分の身体の限界を踊りました。
こんな苦しそうな踊りのタイトルは?と聞かれたら、花ですって言うんです、と笑う先生。

無理な中腰姿勢をキープしすぎて、下半身がちょっとへんになった。でもこんなのたいしたことないんですね。私は幸せ者です。
そして、限界を踊ったあとは、ちっさな悩みなどを手放せた感じで、とてもスッキリ。

お稽古後、一雄先生に会ってきました。今日はたくさんの人が来たので、うれしそうに声をあげていました。
世界が愛した舞踏家。肉体は衰えても、魂は踊り続けています。
同じ歳(102歳)、同じ状態、顔もそっくり(!)な、自分の祖母に会いたくなりました。
面談後、玄関口で生徒一人一人に、『ありがとう』と言う慶人先生。

ここに来ると、人生は美しいってことを教えてもらいます。

平成21年8月8日土曜日

和楽器こんさーと


今日の午後、鎌倉のカジュ・アートスペースというところで行われた『親子で楽しむ、和楽器こんさーと』に行ってきました。年配のグループによる琴、尺八、三味線、十七弦(琴の低音バージョン)の演奏を、庭の緑がきれいな日本家屋で、赤ちゃんや子供達とともに楽しみました。

日本のわらべ歌メドレー、鶴の恩返しの朗読&演奏など。演奏の後は、実際に楽器に触れる機会もありました。


終始寝通した子、キスをしまくってくる男の子、キュートに踊る女の子、自由気ままな子供ヴァイブ好きです。
ほやほやの赤ちゃんもいて、抱かせてもらい、ぽよぽよな感触を思う存分楽しみました。


そのあと、葉山の一色海岸へ。久しぶりに泳ぎました。

鳥居の近くで、クラゲに足じゅう刺されました。その付近、要注意!
クラゲも神に近づきたいのか?、、、その点では同志なのか?、、、
Equal love for all beingsとダーマミートラ先生に教えられたけど、クラゲはちょっと無理。。。


夕暮れ時は、海の家で鎌倉近辺で活動するKAZZさんのギターやアフリカの楽器Mbiraのゆるい演奏を聞きながら、富士山とピンクの空を眺めました。

平成21年8月5日水曜日

スペースとアイラブユー

今日も舞踏のお稽古に行ってきました。

着くと、今日はお稽古はしません、お金もいりません、この本を見ます、と先生。
どこかから届けられたモディリアーニなどの巨大な画集を段ボールから取り出すよう研究生達に頼みます。みんなで包装をはがし、見始めました。すると2分もしないうちに、じゃ閉まってください、と先生。開けたばかりですが、、と思いながら、みんなで本をしまいます。

予定変更、本格稽古が始まりました。きっと外国から来ている人が多かったから、気を遣ってやっぱりお稽古ということになったのでしょう。

まずは、スペースとドゥエット。スペースとアイラブユー
空間と踊る。空間に触れる。空間と最高のラブをしてください、と先生。ロダンの『接吻』の写真をみんなに見せます。
空間には何もないわけではない、どの空間にも何かがある。目の前の空間を見つめて、愛撫するように踊りました。
今自分のいる空間、置かれた環境に、こんな風に丁寧に関わっていきたいと思いました。

突然、じゃ、大野一雄ダンス、と先生。とてもリアルに作られた指人形の大野一雄が踊り始めました。
本当に真剣な顔で、父親の姿をした指人形を操る先生の姿はいつも心を打ちます。

次は、水。床には水の入ったバケツが三つ。水に触れるとき、指先に触れた水を全身で感じ、水になる。
ヘレン・ケラーがサリバン先生に手を引かれて、初めて水に触れた時に、彼女はどう感じたか?そのくらいの敏感さを持って自分の感覚のすべてをもって、触れて、感じる。

雲水、と筆ペンでノートに書く先生。雲も水も決まった形がない。踊る際に、型にとらわれない。頭で考えない。音を全身で感じ、導かれるままに動く。


次は、O'keeffeという女性画家の画集を見せます。女性器を彷彿とさせる抽象画です。(上にのせた2点など。)
繊細な線と、包み込む宇宙のような丸を踊りました。

Hidden Eroticism。隠すエロティシズム。
腕も裏側の白い柔らかい肉の部分を簡単に見せない、隠す。時々見せてこそ良い。

花になる。バラの造花を一人一本持ち、花になりました。体の中心軸に茎を通し、頭頂で咲く花。
しっかりと中心軸を通しながらも、気を張らずに子供のような柔らかさを持って咲く。いつも覚えておきたい言葉です。

最も大きい踊りと最も小さな踊り。最も小さくなって、胎児に戻りました。

最後は、スキップ!ヴィヴァルディの『春』にのせて、みんなでスキップしました。春の喜びを飛び跳ねながら表現。
大きいスキップ、小さいスキップ、溜めてから飛ぶスキップ。踊りにおいても、人生においても、溜めが大切ですというお話。

オーストラリアでは、道に人がほとんど歩いていないので、ときどきスキップしてたな、と思い出す。スキップすると自然と心も躍ります。

平成21年8月4日火曜日

『音のヨガ』ハタ/マントラヨガ&マントラワークショップ

      〜音の力を活かした、声と体を開くヨガ〜

ハタ/マントラヨガ

ヨガアサナ、呼吸法、瞑想に加え、マントラを随所に取り入れたワークショップ。太陽礼拝のマントラ、呼吸法のマントラ、ヨガアサナのマントラなどを唱えながら、声と体をともに開いていきます。

マントラ・チャンティング

インドに古来より伝わるサンスクリット語のマントラを唱えます。マントラの音の波動には神聖な力があると言われています。今回は、ヨガクラスで使われるマントラ(太陽礼拝、ヨガアサナ、呼吸法、瞑想のマントラ)を中心に、その他主要なマントラを練習します。音の力を心と体で体験するワークショップです。


8月22日(土)午前10:00〜11:30 ハタ/マントラヨガ(定員10名)

8月29日(土)午前10:00〜11:30 ハタ/マントラヨガ(定員10名)
       午後12:30〜14:00  マントラ・チャンティング

料金:各クラス3000円

場所:メコノプシス(渋谷区神宮前2-13-2 カリバー・ヘンドリックス2F)地図
予約:
doooosa@gmail.com/080-6749-7215

持ち物:ハタ/マントラヨガ:ヨガマット、動きやすい服装、タオル、お水
    マントラ・チャンティング:筆記用具、お水



講師:ユキ・タニグチ(『音のヨガ』http://yukitasogare.blogspot.com/
サンフランシスコ留学中にヨガに出会い、サンフランシスコやニューヨークで数々のヨガティーチャートレーニングを受ける。 のちに音の力に深く興味を持つようになり、マントラ詠唱、インド古典音楽を学ぶためインドへ。 リシケシでヴェーディック・チャンティング、ヴァラナシでインド古典声楽ドゥルパド、サンスクリット語、クンダリーニヨガなどを学ぶ。 現在は日本とインドを往復し、日本滞在時は、鎌倉、東京などでヨガ、マントラ詠唱の指導、コンサートをする。

平成21年8月3日月曜日

原宿マントラコンサート終了


昨日は、朝は鎌倉でビーチヨガをして、去年から来てくれている方々などにまた会うことができ、楽しい時間を過ごしました。

夜は原宿のメコノプシスでマントラコンサートをしました。
まだ新しいきれいな檜の床に、ちゃぶ台や座椅子のあるリラックスした場所で、実験的にいろいろなイベントをしているところです。

ナダヨガ、マントラヨガについて、また唱えるマントラの内容について説明してから、インドの様々な旋律にのせて40分ほど唱え続けました。

終わった後もしばらく沈黙、瞑想が続き、ある方の、
『メチャクチャいいじゃん!!』
という言葉で沈黙が解かれ、笑いとともに皆さんこの世に戻ってきました。

うれしい感想をたくさんいただき、とても光栄でした。中でも、“自分と世界の境目のない、子供の頃の感覚に引き戻された” と言われたとき、音を通じた全体との一体感、それこそ私が伝えていきたいことだと改めて思いました。

終わった後は、青山で、おでん屋さんと蕎麦屋さんをはしご。久しぶりに飲んだお酒はおいしかったです。長野のお寺で作っているという秘蔵酒などをいただきました。

平成21年8月1日土曜日

鎌倉マントラワークショップ終了

今日は鎌倉の長谷でマントラワークショップをしました。
旅をしながら自分の修業に専念するのも大好きですが、やっぱり自分が本気でやっていることを他の人々と共有する喜びはまた格別です!
参加者の皆さん、素敵な時間とエネルギーをありがとうございました。京都や茨城など遠くから来てくれた方々、本当に感謝しています。

あ〜日本、楽しくなってきたなあ:)
明日はビーチヨガとコンサート。そろそろ寝て明日に備えます。